パパイヤの特徴や旬の時期と主な産地

パパイヤ

■パパイヤとは

●パパイア科パパイア属の果樹(英) Papaya   (仏)Papaya

パパイヤは熱帯アメリカの原産とされるパパイア科パパイア属の常緑樹になる果実で、「乳瓜(ちちうり)」または「木瓜(もっか)」とも呼ばれています。世界の熱帯および亜熱帯で広く栽培されており、国内でも沖縄や鹿児島などを中心に作られています。現在よく見かけるものは、生食用としてもっとも優れていると言われているソロ種です。

日本には明治時代に導入され、沖縄や南九州、小笠原諸島などで栽培されるようになりましたが、広く流通するようになったのは海外からの輸入が許可された1968年以降のことです。 昨年、2011年12月からはハワイ産の「遺伝子組換えパパイヤ」も輸入解禁となり話題になっていましたね。

●味は

果肉はやわらかく黄色からオレンジ色をしています。酸味はほとんど無く、マッタリとした甘さを感じます。

グリーンパパイヤ/青パパイヤ/調理用パパイヤ

●サラダ用パパイヤ

近頃、熟したものをデザートにするだけではなく、現地のように、未熟な青いパパイヤをサラダなどの料理に使用することが注目され始めています。

青パパイヤの解説と写真はこちら →

●パパイヤの主な産地

流通しているパパイヤのほとんどは海外からの輸入品で、平成21年でみるとその78.5%はフィリピンからのものです。次いで21%ほどがハワイ産、そして僅かに台湾その他からのものとなっています。

石垣サンゴ/石垣珊瑚<種無しパパイヤ

国内でも栽培はされており、平成20年の統計データを見ると沖縄が約103t、次いで宮崎が約59t、そして鹿児島が約45tとなっています。

2008年に品種登録された種無しの高糖度パパイヤ「石垣珊瑚」が石垣島で生産され、その風味の良さなどで注目されています。

■パパイヤの旬の時期

●輸入パパイヤは通年、国産のパパイヤは初夏から夏が旬

パパイヤは熱帯性の植物で、熱帯環境では通年収穫が行われています。そういったものが日本にも一年を通して入ってきているので、輸入物に対しての旬はありません。しかし、国内で栽培されている露地ものはやはり限られた時期にしか収穫できないので、食べ頃の旬は5月から9月までとなります。ただ、石垣島などのハウス物は通年出荷されています。

産地 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
アメリカ(ハワイ)                        
フィリピン                        
国産                        

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