ハッサクの皮は厚くて硬く、手だけでむくのは大変です。まず、上部と底をナイフでそぎ落とすだけでもむきやすくなりますが、ここではハッサク(八朔/はっさく)の皮を包丁で剥き、果肉だけを房取りする時のナイフの使い方などを沢山の写真とともに紹介します。オレンジなどと同じように八朔をカルチェカットする手順です。ジョウノウ膜もナイフを使って剥いていきます。
■ハッサクの房どりの仕方
ハッサクの皮は厚みがあり固く剥きにくいので、ナイフを使い、上下の部分を厚さ1cm近く切り落とします。
皮と果肉の間にナイフを入れ、上から下に果肉に沿わせながら皮の部分をそぐように切っていきます。
一回りして皮が全部剥き終わったら、残っている白いじょうのう膜も綺麗にそぎ落としてください。
ここから房どりに入ります。
房の左側のじょうのう膜の内側に沿って果肉にナイフを入れます。
中心まで刃先がすすんだらナイフを抜いて、今度は同じように右側の内側にナイフをいれ、中心まで進めると果肉だけを取り出せます。
次もサジョウとじょうのう膜の間にナイフを入れますが、手前の果肉が無い分、じょうのう膜に沿ってナイフを入れる時に余分な果肉までそいでしまわないようじょうのう膜から透けて見えるナイフに注意しながら進められます。
ここからがポイントです。
中心まで刃先がすすんだら、先の時はナイフを抜いてまた反対側から刃を入れましたが、ここからは刃を抜かず刃先をそのままその下にあるじょうのう膜に沿って返すようにします。
膜に沿って刃先で膜からサジョウをはがすような感じで進めていくと、果肉だけが綺麗にはがれます。
これを繰り返し、全部の果肉を取り出します。
この方法だと、じょうのう膜に余分な果肉を残すことなく綺麗に取り出せます。
ちょっとコツを掴むまで何度かやってなれないと難しいかもしれませんが、一度覚えてしまうと次からはレストランのデザートのような盛り付けができるようになりますよ。
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