ハスカップ：栄養価と効用

　それぞれの栄養素については、「旬の食材と栄養素」で詳しく説明しているので、そちらと合わせてご覧ください。

●ハスカップに含まれる主な有効成分とその働き

　ハスカップにはポリフェノール類が豊富に含まれています。中でも眼精疲労や目の機能改善効果があるとされるシアニジン系のアントシアニンが豊富に含まれています。また、ポリフェノール類は抗酸化作用が強く、ガンや脳卒中、動脈硬化などを引き起こす活性酸素を除去する働きがあります。

　ハスカップには100ｇ中44mgのビタミンＣが含まれています。これはレモン果汁の50mg/100gと比べるとその量の多さが分かりやすいですね。ちなみにハスカップとよく似たブルーベリーには9mgしか含まれていません。

　ビタミンCはコラーゲンの生成に寄与している他、メラニン色素の生成を抑える働きがあることなどから若返りビタミンなどともいわれています。また、免疫力を高める働きもあります。

　ハスカップにはカリウムをはじめミネラルが豊富に含まれています。中でもカルシウムは100中38mgと果物としてはトップクラスの含有量です。

　下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

エネルギー	水分	たんぱく質	脂質	炭水化物	灰分	飽和脂肪酸	不飽和脂肪酸	コレステロール	食物繊維
53 kcal	85.5 g	0.7 g	0.6 g	12.8 g	0.4 g	- g	- g	0	2.1 g

ビタミン
カロテン当量	E	K	B1	B2	ナイアシン	B6	葉酸	パントテン酸	C
130 μg	1.4 mg	(0) μg	0.02 mg	0.03 mg	0.5 mg	0.04 mg	7 μg	0.29 mg	44 mg

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