青パパイヤ/グリーンパパイヤ:栄養価と効用
■青パパイヤの主な栄養素とその働き
●タンパク質分解酵素「パパイン」
青パパイヤには「パパイン」と呼ばれる強いタンパク質分解酵素が含まれています。この酵素は黄色く熟すにつれて減少してしまう事が分かっています。
また、この酵素はタンパク質に限らず、脂肪や糖質をも分解する働きが確認され注目されるようになりました。
青パパイヤを食べることで、胃腸に入った食べ物の消化を助けるとともに、体内の脂肪や糖分の代謝を高める効果が得られると言われ、ダイエットにつながるのではと言う研究が進んでいます。
●豊富なポリフェノール
青パパイヤには赤ワインの約7.5倍ものポリフェノールが含まれていると言われています。(鹿児島大学名誉教授石畑清武氏サイトより)
このポリフェノールには強い抗酸化作用があり、血をサラサラにし、心筋梗塞、糖尿病や生活習慣病などの予防に効果があるとされています。また、活性酸素を抑える働きがあることからシミやしわの予防といったアンチエイジング効果も期待されています。
●ビタミンCがたっぷり
パパイヤには100g中45mgものビタミンCが含まれています。ビタミンCは特に女性にとって関心が高い美肌を保つためのコラーゲンの生成に欠かせない栄養素でもあります。また、老化やがんの原因とも言われている活性酸素を自らが酸化される事で身体を酸化から守る働きがあります。
■可食部100gあたりの成分
下の表は五訂日本食品標準成分表に記載されている生の青パパイヤ(未熟なパパイヤ)に含まれる成分の量です。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。
エネルギー | 水分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 飽和脂肪酸 | 不飽和脂肪酸 | コレステロール | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
39 kcal |
88.7 g |
1.3 g |
0.1 g |
9.4 g |
0.5 g |
-g | -g | 0 | 2.2 g |
ビタミン | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カロテン | E | B1 | B2 | ナイアシン | B6 | 葉酸 | パントテン酸 | C |
120 μg |
0.2 mg |
0.03 mg |
0.04 mg |
0.3 mg |
0.01 mg |
38 μg |
0.55 mg |
45 mg |
無機質 | |||||
---|---|---|---|---|---|
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 |
5mg | 190mg | 36mg | 19mg | 17mg | 0.3mg |
五訂日本食品標準成分表より |
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