青パパイヤ/グリーンパパイヤ:選び方と保存方法や食べ方
■美味しい青パパイヤの選び方と保存方法
●手に持ったときにずっしりと重みがある物
選ぶ時は手に持ってみて、ずっしりと重みが感じられるものを選びます。大きさの割りに軽いものは空洞が大きく、果肉が薄いと思って良いでしょう。
●傷がなく、緑が濃い物
青パパイヤは若く新鮮な物が美味しいので、傷や茶色く変色している部分がなく、表皮の色が青々としていて、白い果粉がちゃんと付いているものを選びます。
●種ありと種無し
青パパイヤには種無しのものも多いですが、味的にすごく大きな違いがあるわけではありません。たた、種有りのものの方が味が濃い傾向に有るといわれています。今回ここで撮影したものに関して言えば味の違いは感じられませんでした。
見分けるのは難しいとされていますが、写真のもののように縦長のものは種が入っている物が多い傾向にあり、ふっくらと丸いものの方が種がない物が多いようです。
●保存は冷蔵
保存する時は、新聞紙などにくるみ、乾燥しないようビニール袋などに入れて冷暗所においておきます。気温が高い場合はその状態で冷蔵庫の野菜室に入れておきます。1週間ほどで食べるようにしましょう。熱いところで採れる果物なので、冷蔵庫の温度が低すぎると低温障害を起こし傷みを早めてしまう事があるので注意してください。
■青パパイヤの美味しい食べ方と主な料理
●青パパイヤの切り方
半分に切ったパパイヤの種をカレー用のスプーンなどで取り除き、皮をピーラーなどで剥きます。皮はそれほど固くないので剥きやすく、あまり神経質にならず、多少緑色の部分が残っていても差し支えありません。
使いやすい大きさに切り分けます。
細切りは包丁で丁寧に切っても良いですが、果肉は固くないので、スライサーを使っても綺麗に作れます。水を張ったボールに直接スライスしたものを落としていき、数分そのまま水にさらしてアクを抜きます。沖縄では千切りの事を「シリシリ」と呼ぶそうです。これは青パパイヤのシリシリですね。
薄切りもピーラーやスライサーを使うと同じ厚みのものが綺麗に作れます。これも水にさらしてアクを抜きます。
●肉を柔らかくする効果を活かす
青パパイヤにはタンパク質分解酵素がとても沢山含まれており、肉類を柔らかくする効果があります。ただ、この酵素は過熱に弱いので、活かすには生の状態の青パパイヤを千切りやみじん切り、あるいはすりおろして肉類を一緒に漬け込む必要があります。
●タイの代表的なパパイヤ料理"ソムタム"
青パパイヤを使った代表的な料理の一つに、本場タイで親しまれているソムタムという料理があります。これは細切りなどにした青パパイヤを使った料理で、ナンプラー(魚醤)とライム、唐辛子、ニンニクなどで味付けします。材料さえあれば極簡単に作れるサラダ適なものです。
●一般的なサラダや和え物にも
青パパイヤはとても食感がよく、ほんのりと甘みがあって特別強い味があるわけではないので、一般的なサラダや、さっと湯通しして和え物などに使っても美味しいです。
右の写真はスライスしたパパイヤをさっとゆでて、タコと素揚げしたナスと共にジェノベーゼソース合えにしたもの。コリコリとした食感がとても良く合います。
●炒め物も美味しい
沖縄の家庭料理にパパイヤイリチーという青パパイヤを使った炒め物があります。このほかにもごま油を効かせた炒め物や、オリーブオイルとニンニクを効かせたものでも良く合います。
●青パパイヤを使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトの青パパイヤを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
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