■包丁で鬼皮に切り込みを入れる
●まずは鬼皮に切れ目を入れる
ぽろたんは生のままでは一般的な和栗とそう変わらず、渋皮は綺麗にむけません。しかし、加熱することでつるっとむけるようになります。
加熱方法にはいくつかの方法がありますが、いずれの場合も、まず鬼皮に包丁で切り込みを入れなければなりません。加熱方法によっては切込みを入れないと破裂して危険でし、入れた方が綺麗にむけます。
●底の座の部分から包丁を入れる
栗の鬼皮は固く、包丁が滑りやすいので注意してください。座の部分が比較的柔らかく、また、ざらついているので刃先が滑らず、切りやすいです。刃が入りにくい場合は、包丁のかかと部分を差し込むようにすると良いです。
●栗をまわすようにして両側面にも入れる
座の部分が切れたら、刃を刺したまま、栗をまわすようにして両側面も半分くらいまで切込みを進めておきます。
このように、薄い側面に切り込みを入れる方が、平たい面の中央に入れるよりも剥く時に実が割れにくく綺麗に取り出しやすいです。
■加熱する
●電子レンジで2分
切込みを入れた栗は一度に沢山は入れず、5~8粒程度をラップで包み、500~700Wの電子レンジに2分ほどかけます。すると、レンジ内に蒸気が立ちこめ、切れ目を入れた部分が少し開いたような感じになります。それを熱いうちに開くようにすると中から綺麗な果肉が出てきました。
電子レンジの方法が最も綺麗に手間なく剥くことができます。ただし、長くかけすぎると果肉が固くなってしまうので注意が必要です。また、電子レンジでは一気に大量の栗をかけると、加熱ムラが出来やすくなってしまいます。
●ゆでる方法も
一度にまとまった量を剥きたい場合はゆでる方法もあります。この場合も同じように切れ目を入れておく必要があります。湯で時間は用途によって違い、剥いた後再度加熱調理するような場合は再沸騰後2~3分で大丈夫ですが、そのまま剥いて食べるような場合は10~15分ほどゆでます。完全に火が通るまでゆでると、取り出すときに実崩れしやすくなるので、食べる特はスプーンなどですくって食べるほうが良いでしょう。でも、渋皮が付いてくることはありません。
注意しなくてはならないのは、冷めてしまうと渋皮が果肉に張り付き、一般的な和栗ほどではありませんが剥きにくくなってしまうということです。
■食べ方
上記などの方法で渋皮を剥いただけの状態は栗の実自体に完全には火が通っていません。食べるには中まで完全に火を通す必要があります。
●栗ご飯
綺麗に渋皮がむけるので、無駄なく果肉を使うことが出来ます。栗ご飯にするとホクホクし、甘みもあって美味しいです。
●剥いた栗を焼いたり、蒸す、茹でるなどして食べる
実そのものを沢山堪能するには、剥いた実をオーブンで焼いたり、蒸す、茹でるなどすると良いでしょう。
●色々なスイーツに
渋皮が綺麗に剥けて、身の肌模様が出るので、甘露煮やマロングラッセなどにすると良いでしょう。逆に渋皮煮は当然出来ません。
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