●ゼスプリ・ルビーレッドとは
◆ゼスプリ・ルビーレッドの来歴
ゼスプリ・ルビーレッドはニュージーランドのキウイフルーツ生産販売会社ゼスプリが20年以上の歳月をかけて開発した赤肉キウイフルーツの品種です。
2020(令和2)年より日本市場における販売が開始された新しい品種で、当時はまだテスト販売という形で、名称も「ゼスプリ レッド」となっていました。
その後2022(令和4)年に「ゼスプリ ルビーレッド」と名称が改められ本格的に販売が始まりました。
◆ゼスプリ・ルビーレッドの特徴
ゼスプリ・ルビーレッドの果実はゼスプリ・グリーン(ヘイワード種)よりも小ぶりで果実表面は産毛がなくさらっとしている。果皮の色は緑の地色にサビ状に褐色が混じっています。
最大の特徴は果肉の色で、果芯部は白で、その外側から果皮付近に向けて濃い赤から緑黄色へとグラデーションするように色づいている事です。この赤い色はレインボーレッドよりもずっと強く、そして広い範囲に及んでいます。
ゼスプリのホームページによると、ゼスプリ・ルビーレッドにはビタミンCが100g中189mgも含まれているとされ、ゼスプリ・グリーンの88mgの倍以上となっています。また、この赤い色素はアントシアニンによるものです。
食味に関しては『熟したベリーのような上品な甘さと、ジューシーな果汁が口の中にあふれます。』と紹介されています。
ゼスプリ・ルビーレッドの大きさや色合いの違いが分かりやすいように、ゼスプリ・サンゴールドやヘイワード、それに讃緑と並べてみました。
◆実際に食べてみたゼスプリ・ルビーレッドの食味
撮影試食したルビーレッドは4月8日に購入したもので、その時点で十分に追熟した状態でした。
果実表面はさらっとしていて、小ぶりですがふっくらとした俵形で果頂部が少しくぼんだ形になっています。
赤道で半分に切った断面はレインボーレッドに比べかなり赤い色が濃く見た目のインパクトは大きいです。ただ果皮近くは色が薄く、丸のまま皮を剥いた状態の色合いはあまり美しくはありません。
食べてみると果肉はやや柔らかめで、強い甘みに対して酸味が少なく、そして果汁感もありキウイフルーツと違う果物を食べているような味わいでした。結論はとても美味しいです。糖度を計ってみると20度を超えていました。
●ゼスプリ・ルビーレッドの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
ゼスプリ・ルビーレッドの産地はニュージーランドです。ゼスプリのグリーンやゴールドは国内でも栽培出荷されていますが、本種は作られていません。
◆ゼスプリ・ルビーレッドの収穫時期と旬
ゼスプリ・ルビーレッドは、年によって多少前後するようで、以前は4月下旬~5月下旬となっていましたが、2022年は4月上旬から5月上旬ごろの期間限定となっています。
品種 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | ||||||||
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ゼスプリ・ルビーレッド |
< 出 典 >
※ 「期間限定の希少な味 新品種!ゼスプリ・ルビーレッド」ゼスプリ ホームページ
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