●ナツメウリとは

◆ナツメウリの来歴

 ナツメウリはマクワウリの一種で、中国から入ってきた品種が国内で定着した在来種です。現在各地で作られている黄金マクワや金俵まくわなどはこのナツメウリを親として改良された品種です。

 今ではこの白皮のナツメウリは直売所などでもほとんど見かけなくなりました。

ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ

◆ナツメウリの特徴

 今回入手したナツメウリの果実は300~400gで果形は卵型に近い、下方がやや膨らんだ円筒形です。

ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ

 果皮の色は白に近い乳白色で表面に条溝や模様は無くすべすべしています。

 縦半分に切って断面を見ると、種子とゼリー状の部分が多く、果肉部分はあまり肉厚とは言えない感じです。

ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ

◆実際に食べてみたナツメウリの食味

 食べてみた食感は、果肉部分はサクサクとした軽やかな歯触りで、甘味は優しく、種子の周りのゼリー状の部分も甘味があります。

 とにかく甘さが求められる昨今ですが、かつてはこういった滋味を楽しんだのでしょう。

 香りもメロンというより、甘い香りではありますが瓜の香りに近いです。

ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ

●ナツメウリの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

 ナツメウリは現在ほとんど栽培されていないのではないでしょうか。「ナツメウリ」という名称の種子も見つけることはできませんでした。

 わずかな農家が古くからの種子を受け継いで栽培されている程度なのかもしれません。

◆ナツメウリの収穫時期と旬

 ナツメウリの収穫時期は情報がなく詳しくは分かりませんが、他のマクワウリと同じ7~8月だと思います。

品種 6月 7月 8月 9月
ナツメウリ                        
ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ

 

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●ナツメウリの写真ギャラリー

撮影機材: CANON EOS 5Ⅲ , EF24-70mm F4L IS USM, EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

ロゴなし元画像サイズ:約2200万画素(5760x3840pix) 72dpi

高知県産 ナツメウリ 2015.8.26撮影

ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ ナツメウリ(なつめ瓜) < マクワウリ

高知県産 ナツメウリの断面 2015.8.26撮影

ナツメウリ(なつめ瓜) の断面 ナツメウリ(なつめ瓜) の断面 ナツメウリ(なつめ瓜) の断面 ナツメウリ(なつめ瓜) の断面

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