■トンプソン・シードレス(Thompson Seedless Grapes)の来歴や特徴
●トンプソン・シードレスの来歴
アメリカでは極一般的なぶどうの1つで、19世紀中頃から盛んに栽培されるようになった。名称はカリフォルニアにこのブドウを導入したとされるウィリアム・トンプソンに因む。本種はアメリカ生まれとも言われているが、それはあくまでもアメリカで”トンプソン・シードレス”という名称として市場に広まったというだけであり、ルーツはオスマン帝国時代の西アジア原産で、古くからこの地域一帯で栽培されてきたサルタナ種と同一品種とされ、これをカリフォルニアに導入したものであるとされている。
丁度その頃からカリフォルニアレーズンと呼ばれる干しぶどうの生産が始まったのだが、イギリスなどではサルタナ・レーズンという名称で呼ばれている。
●カリフォルニアレーズンの原料ぶどう
本種はカリフォルニア州で最も広く栽培されている品種で、カリフォルニア・レーズンといえばトンプソン・シードレスと言えるほど、カリフォルニアレーズンの原料のほとんどはこのトンプソン・シードレスが用いられている。また、若干しタイプのサルタナレーズンと呼ばれるものもこのぶどうが原料である。
●トンプソン・シードレスの特徴
トンプソンシードレスの果房は大きな有岐円錐形で、国内のぶどう栽培とは栽培方法が全く違い、果房の整形はほとんどされないため、房の大きさや形はとても不規則である。
果粒は長楕円から球形まであるが、2026年現在輸入されているチリ産の多くは球形のものが多いように思う。果皮は薄く、手で剥くことは出来ない。色は黄緑色で、熟した果粒は黄色みを帯びる。
果肉は崩壊性で、種子はほとんどなく、あっても未成熟で小さい。
本種の大きな特徴として、皮が薄く、歯切れが良いので皮ごと食べることができる。残留農薬を気にする風潮もみられるが、ブドウなどの生鮮品は低温管理された状態で輸送され、現地での検査も厳しく、国内に入る時点でも検査されており、問題はないとされている。心配な方は、流水もしくは50℃の湯に2・3分間浸してすすぐといいだろう。近年、国内産の品種でもこうした皮ごと食べられるブドウが人気を得るようになってきた。
◆実際に食べてみたトンプソン・シードレスの食味
撮影試食したトンプソン・シードレスはいずれもチリ産のものであった。実際に食べてみた食味は、パリッとした食感でとても歯切れがよく、甘味がとても強く、その陰に隠れるようにほんのり酸味も感じられ、すっきりとした味わい。糖度の割に甘味にくどさがなく、スナック感覚で次々と手が伸びてしまう。
実際に計ってみた糖度は21~23%もあった。
■トンプソン・シードレスの収穫時期と旬
●トンプソン・シードレスの収穫時期と出回る旬の時期
日本には主にアメリカの他、チリやオーストラリアから輸入されている。
アメリカ・カリフォルニア産のものは8月下旬頃から11月中旬辺りまで、南半球のチリ産やオーストラリア産のものは12月頃から3月頃まで出回る。
●輸入関税
輸入ブドウが近年大量に出回るようになり、スーパーで手頃な価格で買うことができる。中でも11月から2月は安く店頭に並ぶ。それは輸入される際の税率が関わっている。
ブドウの輸入関税率は季節によって違い、3月1日から10月末までは関税率が17~20%(チリは12.8%)であるのに対し、11月から2月は国内産がほとんど出回らない時期であるため7.8~13%(チリ5%)とと低く設定されているためである。
| 旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| カリフォルニア産 | ||||||||||||
| チリ産 |
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