あけび/アケビ/木通選び方や保存方法と食べ方

アケビ・木通・あけび

■美味しいアケビ(木通/あけび)の選び方と保存方法

●選ぶポイント

アケビ・木通・あけび

 アケビを選ぶ時時は果実の表面が綺麗な紫色をしていて、傷や変色している部分が無い物を選びます。持った時、皮に弾力があるものが美味しいです。ぱっくりと割れている物は熟した食べ頃サインですが、口をあけた割れ間を見て、割れたのが新しいかどうか、中のゼリー状の果肉が乾いていないかを確かめます。

天然のアケビ(木通/あけび)

●保存方法

 果皮が割れて食べ頃になっている物は日持ちしません。すぐに食べてください。まだ割れていないものは乾燥しないようにラップで包むかビニールやポリの袋に入れ冷蔵庫に入れておきます。

■あけびの食べ方

 あけびの実は、三様に楽しめます。まず、その中の種を包んでいる白い部分。その部分はほのかに甘く、デザートとして。また、皮の部分は料理に使うことが出来ます。そのほか、若い芽は山菜として料理に使えます。

●中の果肉を食べる

アケビ・木通・あけび

 果肉は種を包むように白いゼリー状になっていて、香りはほとんどあまりありませんが、まったりとした甘みがあります。種子が多く食べにくい事と、調理にも手間がかかるという難点はありますが、季節感を感じさせてくれる事は間違いありません。

アケビ・木通・あけび

 そのまま生で使ったり、果実酒を作る事も出来ます。

 また、この白い果肉を種ごとシノワなどに入れ、ゴムベラで押さえつけるようにして種子にまとわりついている白い果肉を濾しとってピューレ状にし、アイスクリームやシャーベット、ムースなどに仕上げます。

 天然ものの果肉の糖度を計ってみたところ、20%を超えていました。

●アケビの皮に詰め物をして焼く

あけびの肉詰め

 やや苦味があり、食欲をそそります。東北地方、特に山形県では古くから郷土料理として親しまれてきました。

 あく抜きをするため、油を使った料理が適しています。炒め物、揚げ物、焼き物などに利用できます。そのほか、塩でもんだりゆでてあく抜きをして、蒸し物や煮物にも利用できます。地方料理では、中に山菜やごぼうなどを詰めて料理されることも多いようです。

●アケビの皮の天ぷら

あけびの皮を削ぎ切りした状態

 皮を天ぷらにする場合は、薄く削ぎ切りにし、水にさらしてアクを抜いてからしっかりと水気をふき取り、衣を付けて揚げます。

アケビの皮の天ぷら

●春の若芽

 季節を感じさせる山菜のひとつ。 天ぷらや和え物など。

●あけびを使ったレシピ いろいろ

 主な料理レシピサイトのあけびを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

クックパッド レシピブログ 楽天レシピ

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