■アーウィン種とは?
●アーウィン種の来歴
アーウィン種はアップルマンゴーと呼ばれるもののひとつで、熟すと表皮が赤く染まるマンゴーです。アーウィン種はリッペンス種とハーデン種が自然交雑した実生苗で、フロリダ州マイアミの FD アーウィンによって植えられたものが1945年に初結実し、育成者の名から「アーウィン」と命名されました。
その後本種は日本をはじめ台湾や韓国、オーストラリア、イスラエルなど世界各地で栽培されるようになり、本種をもとに色々な品種も生まれているようです。
●国内産の主要品種
現在、宮崎県や鹿児島県、沖縄、そしてそれ以外の各地で栽培されている国産マンゴーのほとんどがこのアーウィン種です。いろいろなマンゴーの品種がある中で、外見や食味が日本人の好みによく合ったのでしょう。
●アーウィン種国内産マンゴーは完熟で流通
国内で栽培出荷されているアーウィン種マンゴーの大きな特徴は、そのほとんどが木で完熟させてから収穫されていることです。これは国内という事で輸送時間が短く、検疫などの必要もないため可能となる方法で、輸入されている価格が安いアップルマンゴーとの差別化に大きく貢献しています。
●アーウィン種国内産マンゴーの特徴
完熟マンゴーの特徴はなんと言ってもその甘さでしょう。輸入のアップルマンゴーとは比べ物になりません。
果実の大きさは小さいもので300gほどから大きいものだと800g程もあり、表面が濃い赤に色付いています。
果肉は濃い橙色で、熟した柿のような色をしています。中の種子は比較的薄く、果肉が肉厚です。
アーウィン種特有の少し繊維質が感じられますが、舌にまとわり付くような濃厚な甘さと、それを引き立てる柔らかい酸味を持っています。
●国産アーウィン種マンゴーの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
国内のアーウィン種マンゴーの主な産地は沖縄をはじめ宮崎県や鹿児島県です。その他にも熊本県や福岡県など各地で作られていますが、寒冷地である北海道でも作られています。
宮崎県では「太陽のタマゴ」、鹿児島県では「夏姫」、北海道の「白銀の太陽」など一定の基準をもうけ、品質にこだわったブランドマンゴーもあります。
近年、台湾からもアーウィン種が輸入され、店頭に並ぶようになりましたね。
◆国産アーウィン種マンゴーの収穫時期と旬
国内産のアーウィン種は産地やその年の気候などによって収穫時期に多少幅があります。また、主にハウスで栽培されており、北海道の十勝地方では12月から1月中旬にかけての真冬に収穫されます。
国産アーウィン種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
宮崎県 | ||||||||||||
熊本県 | ||||||||||||
鹿児島県 | ||||||||||||
北海道 |
当サイトの画像一覧ページにある画像に関しまして、透かしロゴなしの元サイズ画像をご利用になりたい場合はダウンロードサイトからご購入頂けます。そちらに無いものでも各画像一覧からご希望の画像をクリックした際に表示される拡大画像のURLをお問い合わせフォームからお知らせ頂ければアップロードいたします。また、点数が多い場合は別途ご相談にも対応いたします。企業様の場合は請求書・振込払いも可能です。