●バナップルとは

 バナップルはスミフル社が開発したデザート系バナナのオリジナル品種で、リンゴのような酸味が特徴です。生産量が少なく、まとまって収穫があった時期に期間数量限定でオンライン直販店で販売されています。

◆バナップルの来歴

 バナップルはスミフル社が開発したデザート系バナナの品種で、2012年4月に発売され始めたブランドバナナです。リンゴのような酸味が特徴です。

バナップル(Banapple)

 名前の由来は『Banapple(バナップル)は、“Banana”と“Apple”の造語で「まるでリンゴのような味わいのバナナ」という意味が込められています。』(スミフルのホームページより)との事。

 生産量が少なく、限られた量しか流通していないことや、その味の特徴などから希少性が高く高級バナナとして扱われ、この2012年12月に購入した時は上の写真の大きさで400円近い価格でした。

バナップル(Banapple)

 しかし、2018年以降は一般の小売店での販売が終了したようです。その後も、一定の収穫量があった時だけ、期間・数量限定で、スミフルのネットショップ(直販、楽天、Yahoo)において販売されています。

 パッケージも以前のものとは変わり、約350~400gがパックに詰められた状態となっており、価格は2パックで2,080円(税・送料込)となっています。

◆バナップルの特徴

 「バナップル」という名称ではありませんが、ハワイなどで人気のある「アップルバナナ」と呼ばれる品種があり、外見もよく似ています。

バナップル(Banapple)

 バナップルはずんぐりとした太短い形で、リンゴのような爽やかな甘みが特徴となっています。味覚分析結果(AISSY㈱調べ)では、食味のバランスがリンゴと見分けがつかないくらい似ているそうです。

 香りはバナナを特徴づける酢酸イソアミルおよび酪酸イソアミルの含有率が低く、これに代わり酢酸や酪酸エチルの比率が高いそうです。

バナップル(Banapple)の断面と果肉

 バナップルには普通のバナナが食べ頃になると出てくる茶色い斑点、シュガースポットが出ません。熟すにつれて酸味が穏やかになり甘みが増すので、好みの熟し加減を見つける楽しさがあります。熟すにつれて表面は青さが抜けて黄色くなり、そして茶色くなってきますが、かなり茶色くなっても中の果肉は比較的しっかりとしています。

◆実際に食べてみたバナップルの食味

 2024年3月にスミフルの直販で購入したものは1パックに6本入っており、一本一本が小さめでした。

バナップル(Banapple)の断面と果肉 バナップル(Banapple)の糖度

 果柄の付け根近くは太いのですが、果頂部が細くなっており、先の方の果肉は硬いです。

 一般的なバナナに比べると食感はネットリとしていますが、キウイーナほどではない感じで、酸味もキウイーナに比べずっとソフトに感じました。

 今回のものは果肉の先の方が硬くなっており、その近くは渋みが強く、全体の印象は正直あまりよくはありませんでした。以前食べた時はもっと美味しかった印象があるのですが、残念です。一般的なキャベンディッシュとは違った美味しさがあるのは間違いありませんが、このサイズと食味、そして価格を考えると淘汰されてしかるべき品種だったのかと思ってしまいます。

 2012年12月に購入したバナップルは1パック6本入りで、ずんぐりとした太短い形で、皮が薄く、てれっとした感じ。

バナップル(Banapple)

 果肉は以外にしっかりとしていて、太いですが食感的には一般的なキャベンディッシュよりも緻密でネットリとしており、味は普通のバナナのまったりとした甘みだけではなく、さわやかな酸味があり、とても濃厚なのにさっぱりとした感じがしました。

◆バナップルの主な産地と生産量

バナップルをスミフル楽天市場店で

 バナップルはスミフルがフィリピンで栽培しているオリジナル品種で、2024年の時点では、収穫量が一定量あった時期のみ、期間限定で出荷されているとのことです。

< 出 典 >

 ※ バナナのスミフル楽天市場店

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