コゴミ(屈/こごみ):収穫できる旬の時期と特徴
■コゴミ(屈/こごみ)とは
◆イワデンダ科クサソテツ属 (英)Fiddleheads (仏)crosses de fougere
コゴミ(屈/こごみ)は正式な名称をクサソテツと言い、シダ植物の多年草です。美しい緑の葉で、冬には地上の葉は枯れますが地下の株は越冬し、春から初夏に渦巻状の新芽が出てきます。食用に採るのはその新芽の部分で、地方によっては「こごめ」と呼んだりもします。
クサソテツは葉の色や形状が美しいので、観葉植物としても利用されています。夏など見た目に涼しげな印象を与えてくれます。
「こごみ」という名前は芽が出てくる様が人が前かがみに縮こまっているように見えるからの様です。
全国各地の野や山に自生していますが、近年栽培も行われるようになり、スーパーなどにも並ぶようになりました。
また、栽培ものには日当たり下限の調節や品種改良によって下の写真のように軸の部分に脚のように生える翼葉がほとんど出ず、見栄えがいいものが出ています。
●コゴミ採りに行こう!
◆採れる場所
コゴミは水はけが良く、なおかつ湿気がある場所を好みます。そういう場所であれば山であれ平地であれ沢山生えています。また、固まって生えている事が多く、一株見つけるとたいていその周囲にも沢山のコゴミが生えている可能性が高いです。
比較的日が当たる場所を好み、森の中には生えません。逆に、大きな河川の河川敷などの草原に多く見られます。
◆採る際の注意
一株から何本も芽が出てきます。シーズン中に次々と芽が出てはきますが、全ての芽を摘まれてしまうと枯れてしまいます。なので、来年もまた収穫できるように数本のうち何本かの芽は残しておく優しさをもちましょう。
■コゴミ(屈/こごみ)の旬は
◆こごみが収穫できる旬の時期は春から初夏
地方によっても差がありますが、南の早い地方だと3月頃から出始めます。関西や本州中央あたりの平地では4月からゴールデンウイーク前後あたり、東北や高冷地では5月上旬から6月中旬あたりが収穫できる旬の時期となります。
●こごみの旬のカレンダー
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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