タマリンド:特徴や主な産地と食べ方

■タマリンドとは?
●マメ科ジャケツイバラ亜科タマリンド属(英)Tamarind(仏)tamarin

タマリンドは和名ではチョウセンモダマとも呼ばれる、熱帯アフリカが原産とされるマメ科の植物の実で、東南アジアからインドにかけての熱帯から亜熱帯にかけての地域や、同じく熱帯から亜熱帯のアメリカ大陸で収穫されています。
国内には検疫の問題で生のままの状態では輸入されていません。

現地ではサヤがまだ緑色の若いものから、熟して殻が茶色くなったものまで出回っています。
●タマリンドの特徴

写真はオランダで入手したものですが、殻は比較的簡単に割れ、中の果肉は少し柔らかい干し柿のような状態で、独特の酸味と共にネットリとした甘さがありました。この味はとても個性的で、複雑で濃厚な味わいです。
実は落花生のように薄い殻で包まれており、その中にネットリとした果肉が入っています。更にその中には種があります。
●現地での利用方法

現地ではそのまま食べる他に、果肉の部分を溶かして調味料として酸味付けに用いたり、ネバリを活かしてとろみ付けにつかったりもしています。
また、溶かしたものをジュースとして飲んだりもします。
国内にもペースト状に加工されたものや、果肉部分だけを固めてブロック状に冷凍されたものが輸入されています。
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