獅子柚子(鬼柚子)の保存方法や食べ方と栄養価

獅子柚子(シシユズ)または鬼柚子(オニユズ)の断面

■獅子柚子(鬼柚子)の保存方法

●室内で2週間程度

獅子柚子(シシユズ)または鬼柚子(オニユズ)

シシユズは大きくて冷蔵庫には入れにくいです。また、ある程度保存性もあるので、室内に飾り的に置いておいても大丈夫です。でも香りを活かしたいので、なるべく早く使うようにしましょう。上の写真のような青いものは一ヶ月ほどもちます。それくらいになると右の写真がそうですが、全体に黄色く色付き、香りが立ってきます。

●冷凍保存

すぐに加工出来ない場合は傷む前に冷凍しましょう。冷凍する場合は、皮を剥き、ある程度白いアルベドの部分を削ぎ落して皮と果肉を分けて密封袋などに入れて冷凍します。

使う時は自然解凍で、果肉からは果汁が出てくるので、その果汁も使えるようにしておきましょう。

■獅子柚子(鬼柚子)の食べ方

●果肉はそのままではあまり美味しくありません

シシユズは他の柑橘類のように果肉を楽しむ果物ではありません。果肉だけを食べると甘味が少なく、酸味も締まりが無いボケた味がします。

●ピールの砂糖漬けやピールチョコに

獅子柚子(鬼柚子)のコンフィチュール 砂糖漬け 獅子柚子(鬼柚子)のコンフィチュール 砂糖漬け

皮を剥き、ある程度白いアルベドの部分を削ぎ落して、好みの長さと細さに切りそろえ、3回ほど水から煮こぼし、苦味を抜きます。最後に水に数時間さらしたのちに、シロップで煮揚げます。煮上がった物にグラニュー糖をまぶして乾かせば砂糖漬けに、まぶさずに乾燥させてからチョコレートでコーティングすればピールチョコになります。

●マーマレードに

マーマレードの場合は果肉も皮もどちらも使います。皮はある程度薄くスライスして、煮こぼして苦味を抜いてから炊き上げましょう。

■獅子柚子(鬼柚子)の主な栄養素とその働き

獅子柚子/鬼柚子/シシユズ/オニユズ

●マーマレードやピールにはペクチンがたっぷり

ペクチンは水溶性の食物繊維です。これには整腸作用があり、下痢や便秘を予防する効果や、血液中のコレステロールを減らし動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病の予防にも効果があるといわれています。

●五訂日本食品標準成分表

五訂日本食品標準成分表には獅子柚子または鬼柚子での記載はありません。ブンタンの栄養成分を参考にされるといいでしょう。

ブンタンの栄養成分 →

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