獅子柚子(シシユズ)または鬼柚子(オニユズ):来歴や特徴と産地と旬

獅子柚子(シシユズ)または鬼柚子(オニユズ)

●獅子柚子(鬼柚子)の分類と特徴

◆獅子柚子(鬼柚子)とは

オニユズ(シシユズ)

分類:ムクロジ目 > ミカン科 > ミカン属 > ブンタン類(ザボン)

学名:Citrus maxima (Burm.) Merr. (1917)

和名:ししゆず/獅子柚子

別名:オニユズ/鬼柚子

 獅子柚子の名前は「***柚子」となっていますが、獅子柚子(鬼柚子)はブンタンの亜種にあたります。中国が原産で奈良時代に日本に入ってきたとされています。

 その姿かたちはまさに「獅子」のような顔をしていますね。ダイダイのように正月に玄関などに飾ったりするのに使われるなど、食用と言うより観賞用に使われる事の方が多い果物です。

●シシユズの特徴

獅子柚子/鬼柚子/シシユズ/オニユズ

 獅子柚子はユズではなくブンタンの仲間なので、ユズのような強い香りは無く、ほのかに柑橘類の香りがします。とても大きな実で、直径20cm前後にもなりますが、皮が非常に厚く、表面が滑らかではなくブクブクした感じに起伏しています。この起伏やシワの入り具合は栽培環境や樹によってややばらつきがみられ、もじどおりしわくちゃな感じになるものと、多少起伏がある程度のものまであります。

 表皮と果肉の間には文旦と同じようにかなり厚く白い綿が詰まっています。

 中のサジョウはグレープフルーツ程の大きさで、水分が少なめで触った感じはパサパサしています。

獅子柚子の断面/鬼柚子/シシユズ/オニユズ

●果肉はそのままではあまり美味しくありません

 シシユズは他の柑橘類のように果肉を楽しむ果物ではありません。果肉だけを食べると甘味が少なく、酸味も締まりが無いボケた味がします。

 皮の部分は砂糖漬けにするなどして楽しむことができます。

■獅子柚子(鬼柚子)の主な産地はと旬は

●獅子柚子(鬼柚子)の商業生産はほとんどされていません

 オニユズ(シシユズ)は関東以西で栽培されていますが、その物は柑橘としてそれほど美味しい物でもないので、経営的に栽培されている所はほとんどなく、家庭などの観賞用として園芸的に扱われています。

●シシユズの収穫時期

 シシユズは地域により差はありますが、早いところで10月中旬頃からで12月中旬頃までになります。

旬のカレンダー 9月 10月 11月 12月
獅子柚子(鬼柚子)                        

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