西洋梨(せいようなし)の品種:ル レクチエ

ル レクチエ(ル・レクチェ、ルレクチェ)

■ル レクチエとは

●ル レクチエは西洋梨の貴婦人

ル レクチエ/ル・レクチェ/ルレクチェ/西洋梨

 ル レクチエは1882年頃にフランスで交配育成された品種で、日本に入ってきたのは意外に古く、明治36年頃とされています。新潟県白根市(現新潟市)の農家 小池左右吉氏がフランスから苗木を取り寄せたのが初めとされています。ただ、当時は栽培が難しく、自家用として細々と栽培されるに過ぎなかったようですが、今日栽培方法が確立され、生産量は年々増加しています。

 それでも生産量が少なく、甘く、芳醇な香りが強い品種で、「幻の西洋梨」や「西洋梨の貴婦人」などともいわれています。

●ル レクチエの特徴

ル レクチエの断面

 ル レクチエの果実の大きさは300~450g程で、果形はびん~短びん形で、ややでこぼこしています。果皮に「さび」が少なく艶があり外観が美しいのも特長です。色は若いうちは黄緑色で、熟すと黄色くなります。

 果肉は緻密で滑らか、糖度16%以上と高く、多汁です。適度な酸味と独特の豊かな芳香をそなえています。

●ル レクチエの食べ頃の見分け方

 ル レクチエは収穫後追熟させた後食べます。食べ頃を見分けるポイントは4つ。

1.果皮の色

 収穫されたばかりのものは果皮が黄緑色ですが、追熟が進み食べ頃になると明るい以黄色から熟したバナナのような色へと変化します。

2.香り

 未熟なうちは香りがあまり感じられませんんが、食べ頃になってくると、独特の芳醇な香りを発します。

3.果実の硬さ

 未熟なものは硬いが、食べ頃になったら少し柔らかくなってきます。特に頭の柄の付け根から首にかけての部分が分かりやすいです。

◆実際に食べてみた食味

ル レクチエ/ル・レクチェ/ルレクチェ/西洋梨

 食べ頃に熟したル レクチェはラフランスとは違った何とも言えない芳醇な香りが感じられ、果肉は歯触りがとても柔らかく舌触りが滑らかです。

 濃厚な甘みと、その陰に甘味を引き立てるように控えめな酸味が感じられます。

■ル レクチエの産地と旬

●ル レクチエは新潟県の特産果実

ル レクチエの栽培面積

 ル レクチエは最初に新潟に導入された品種で、現在も主な産地は新潟県で、中でも新潟市南区で最も収穫量が多い。

 平成26年産の全国の栽培面積を見ると、西洋梨全体ではダントツ1位のラフランスに次いで2番目に広く栽培されています。新潟県ではさらに栽培面積の拡大が勧められています。また、新潟以外では山形県や長野県、福島県などでも作られています。

●ル レクチエの収穫時期と食べ頃の旬

 ル レクチエは10月下旬頃から11月にかけて収穫されます。その後一月近く追熟させた後市場に出回ります。

 食べ頃の旬の時期は11月下旬から12月までの短い期間となります。

旬のカレンダー 10月 11月 12月 1月
ル レクチエ                        

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