●ピンクレモネード レモンとは

 「ピンクレモネード」はアメリカで発見されたユーレカレモンの変種で、果皮に緑の縦縞模様が入り、果肉がピンク色の変わったレモンで、葉にもまだらが入っています。国内ではまだ産地化されているところはなく、個々の農園や家庭の庭園木として栽培されている程度で、市場には極わずかしか出回っていない希少なレモンです。

◆ピンクレモネード レモンの来歴

ピンクレモネード レモン

 ピンクレモネードの果実は果皮に緑の縦縞模様が入り、果肉がピンク色のユニークなレモンです。原産はアメリカのカリフォルニアで、1931 年以前に家庭菜園で発見されたユーレカ種(Eureka)の変種で、正式は品種名は”VARIEGATED PINK”(ヴェアリゲイティド ピンク)となっています。直訳すると『斑入りのピンク』となります。日本では2015年頃から見かけるようになったので、新しい品種のような印象ですが、意外に結構古くからあったのです。

 ピンクレモネードの木は果実だけでなく、葉も緑に単色のまだらがはいっており、着果数も少なめなのでアメリカでは果実を目的とした商業栽培より、観賞用の庭園木として扱われることが多かったようです。

ピンクレモネード レモンとその葉付き枝 VARIEGATED PINK

◆ピンクレモネード レモンの特徴

 ピンクレモネードの果実は80~110gとユーレカレモンに比べやや小ぶりで、果形は楕円形で果頂部の乳首状の突出は控えめです。

 外皮は黄色地に緑色の縞模様が入っているのが特徴で、ただ、完全に熟すと縞模様が不明瞭になり最後は黄色になります。

ピンクレモネード レモンの断面

 中の果肉は黄色ではなく淡いピンク色で、種子が少なく、果汁は一般的なレモンとほぼ同じとなっています。

◆実際に食べてみたピンクレモネード レモンの食味

 撮影試食したピンクレモネードは11月上旬に購入した滋賀県産で、果実重は89g前後でした。

ピンクレモネード レモンの断面

 今回のものは果皮の黄色があまり綺麗な色ではなく、緑の縞とのコントラストが今一つな感じでしたが、中の果肉は淡いピンク色で果汁も多く、酸味はしっかりとありましたが、やや穏やかで、その分糖度の割に甘味が感じられました。計った糖度は8%ほどでした。

 また、ユーレカレモンに比べ、香りが弱い気がしました。

 このレモンは果汁にしてしまうと他のレモンと違うキャラクターの良さが伝わりにくいので、輪切りにした状態で添えたりトッピングする方が良いと思います。

●ピンクレモネード レモンの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

 ピンクレモネードは観賞用として鉢植えや庭木で栽培されている場合が多く、商業的に栽培している農園はわずかしかありません。

 苗木は様々な種苗販売会社が扱っており、誰でも栽培することは可能ですが、一般的なユーレカレモンに比べ木の成長が遅く着果数も少ない上、一般的なレモンよりもさらに耐寒性が低く、気温が低い地域では身を漬けないことが多いようです。さらに冬に氷点下になるようなところでは地植えの露地栽培はできません。

 ちなみに、我が家(滋賀県南部)でも6年ほど前に庭に植えたものの、花は咲けども未だ果実をつけたことはありません。

< 出 典 >

 ※ ”Variegated Pink Fleshed Eureka lemon” Givaudan Citrus Variety Collection at UCR UNIVERSITY OF CALIFORNIA

 ※ 斑入りレモン 【ピンクレモネード】 1年生 接ぎ木苗 苗木部 by 花ひろばオンライン

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