■アルプス乙女とは?
「アルプス乙女」は長野県で発見、育成された小さく可愛らしいりんごです。その小さなサイズと甘味酸味ともに多く濃厚な味わいが特徴で、9月下旬から11月上旬辺りまでが旬です。
●アルプス乙女の来歴
「アルプス乙女」は長野県松本市において波多腰邦男氏が「ふじ」と「紅玉」を混植していた自身の農園で発見し、育成したもので、「ふじ」と「紅玉」の偶発実生種とされ、1968 (昭和43) 年に命名されています。しかし、近年DNAフィンガープリント法による鑑定では「ふじ」と「姫リンゴ」の可能性が高いという結果が出ているようです。見た目からもその方がしっくりくる気がします。
「アルプス乙女」も”姫リンゴ”とも呼ばれていることもありますが、本来の「姫リンゴ」は別にあるので、少し紛らわしい気もします。
旬の時期にはスーパーなどでも時々見かけますが、お祭りなどの屋台のリンゴ飴ではよく見かけますね。
●アルプス乙女の特徴
アルプス乙女の果実は、果重40g~60g位のミニリンゴで、果実全体が濃紅色になります。果形は「ふじ」をそのまま小さくしたような感じです。
果肉はやや硬く、甘味酸味がしっかりとあり、濃厚な味わいです。また、皮はやや渋みがあります。
糖度も高く、計ったものは19%を超えていました。
見た目が非常に可愛く、製菓用としても様々な用途に使えるリンゴです。
■アルプス乙女の主な産地と旬
●アルプス乙女の主な産地
主な産地は発祥の地、長野県です。政府がまとめた令和2年産の栽培面積を見ると、長野県が3.9haで最も多く、次いで青森県の3.3ha、北海道1.5haとなっています。平成23年の時点では長野県は20haの他、山形県にもあり全国で26.9haとなっていたので随分と減ってしまったことになります。
●収穫時期と旬
アルプス乙女の収穫時期は長野県だと9月中旬頃から始まり、青森県産なども含め、出回るのは11月下旬ごろまでとなります。食べごろの旬の時期は9月下旬から11月上旬となります。
旬のカレンダー | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||
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アルプス乙女 |
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