●ハニーキウイの来歴や特徴

◆ハニーキウイの来歴

アメリカ・カリフォルニア産 ハニーキウイ

 ハニーキウイはアメリカのカリフォルニアで生産され日本に輸入されているキウイフルーツで、品種はニュージーランド人のドナルド・アルフレッド・スケルトン氏が育成し、2013年に登録されたゴールド(黄肉)系キウイフルーツの「B52」という品種のようです。

 日本には神戸市に本社を構えるエム・ヴイ・エム商事や株式会社 ユニフルーティー ジャパンなどの商社を通じて輸入され、一般のスーパーなどで販売されています。

 2023年2月頃はエム・ヴイ・エム商事が「ハニーゴールドキウイ」という名称で販売していましたが、おそらく同じ物だと思います。

◆ハニーキウイの特徴

 ハニーキウイの果実は果重65gほどとやや小ぶりで、果形は一般的なキウイフルーツのような縦長の樽型ではなく、横から見るとりんごに似た感じで胴が長くなくコロンとした形をしています。

アメリカ・カリフォルニア産 ハニーキウイ

 果皮は毛ジがなくさらっとしており、緑黄褐色の地に淡黄色の斑点が全体にあります。

 中の果肉は、ゴールド系の割にはゼスプリのサンゴールドのような黄色ではなく、黄緑色で果芯部は淡色です。

カリフォルニア産 ハニーキウイの断面と果肉

 MVMの紹介では、一般的なグリーンキウイや国内産のゴールドキウイよりも糖度が高く、うまみ・味の濃さで優っているという分析結果が出ているそうです。また、栄養価の面でもビタミンC含有量がグリーンキウイの2.5倍程度も含まれていると紹介されています。

◆実際に食べてみたハニーキウイの食味

アメリカ・カリフォルニア産 ハニーキウイ アメリカ・カリフォルニア産 ハニーキウイ

 2023年12月に購入した「ハニーキウイ」は5個/pcで、断面は一般的なグリーンキウイに近い緑に近い黄緑色でした。

 食感はちょうどいい硬さで、甘さは”ハニー”という名前から受けるイメージ殻は少し物足りなく感じましたが、酸味が柔らかい分、美味しいキウイフルーツでした。計った糖度は15.7%でした。

 2023年2月末にスーパーで購入した「ハニーゴールドキウイ」は5個入りパックです。

 パックを開けてみると、果皮表面がややしぼんだ感じのものもあり、やや追熟が進みすぎた感じにみえましたが、切ってみると思ったよりも果肉はしっかりとしていました。

アメリカ・カリフォルニア産 ハニーキウイ

 半分に切ったものをスプーンですくうようにして食べたのですが、酸味がとても少なく、甘味が濃く感じられました。また、鼻に抜ける香りを含めた風味が一般的なキウイとは明らかに違います。上手く表現しにくいのですが、一般的なキウイフルーツの香りは酸を感じるすっきりとした甘い香りですが、こちらは香りにもその酸がなく、コクのような物が感じられます。”ハニー”と付けられているように、蜂蜜的な風味と言っていいのかもしれません。

アメリカ・カリフォルニア産 ハニーキウイ

 今回のキウイは十分に追熟が進み、果肉が適度に柔らかくなっていたので、スプーンですくって食べるのにちょうどいい感じでした。最後は綺麗に皮だけが残ります。ナイフで皮をむく手間がなく、手を濡らすこともなく気軽に食べられました。

 計ってみた糖度は18.2~20.7%もありました。

アメリカ・カリフォルニア産 ハニーキウイ

●ハニーキウイの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

アメリカ・カリフォルニア産 ハニーキウイ

 ハニーキウイはアメリカ・カリフォルニアで作られ輸入されています。

◆ハニーキウイの収穫時期と旬

 ハニーキウイはアメリカカリフォルニアでの収穫時期は9月下旬~10月となっていますが、定温貯蔵され、日本にはニュージーランド産のゴールドキウイの供給が無い1~3月頃に販売されています。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ハニーキウイ                        

< 出 典 >

 ※ 「ハニーキウイ」エム・ヴイ・エム商事株式会社

 ※ 「ハニーキウイ」株式会社 ユニフルーティー ジャパン

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