ズイキ(芋茎/ずいき):旬の時期と特徴や主な産地

ズイキ(芋茎/ずいき)

●ズイキ(芋茎/ずいき)とは

◆ズイキとはサトイモやハスイモの葉柄

八つ頭

ズイキは芋がらとも呼ばれ、八ツ頭や唐の芋、赤芽芋などの里芋の葉柄部分です。また、芋は食べられない葉柄専用のハス芋の葉柄部分も含めます。いずれも食用にされていますが、八つ頭から採れる「赤ズイキ」が一般的です。また、これを柄の部分を遮光して白く仕上げた「軟白ズイキ」、「白ズイキ」というものもあり、手間がかかり数が少ないので高級食材として料亭などに卸されています。

葉柄専用のはす芋はこちら →

サトイモ(里芋)についてはこちら →

●ズイキ(芋茎/ずいき)の主な産地は

◆「赤ずいき」は加賀の伝統野菜

八つ頭の赤ズイキは加賀野菜の一つとして認定されています。金沢市花園地区や三馬地区で栽培され、6月中旬頃から9月にかけて出回ります。

◆「軟白ずいき」は奈良の伝統野菜

軟白ズイキはえぐみの少ない赤茎の唐芋系のずいきをさらに柔らかくアクの少ない茎にするため、草丈の低いうちから新聞紙等で包んで光を遮り、軟化栽培した純白のずいきで、奈良の伝統野菜「大和野菜」として認定されています。

◆「芸濃ずいき」は三重の特産

「芸濃ずいき」は三重県津市で栽培されている八つ頭の赤ズイキです。6月中旬頃から8月末頃まで収穫され出回っています。

◆「紅ずいき」は大阪府貝塚の特産

貝塚で作られている唐芋系のズイキで、その葉茎が赤褐色であることから「紅ずいき」と呼ばれています。

◆新潟県でも古くから食べられている

八つ頭の赤ズイキは新潟県でも長岡市や上越市などで盛んに栽培され、それぞれ長岡野菜、上越野菜として親しまれています。

◆「根芋(ねいも)」もズイキの一種

千葉県柏市の特産として知られる「根芋(ねいも)」は親芋から出てきた芽を軟白栽培したもので、ズイキの新芽のようなものです。根芋のページはこちら →

●ズイキ(芋茎/ずいき)の旬は

◆ズイキは夏の食材です。

ズイキは初夏から夏にかけて収穫され、市場に出回ります。酢との相性が良い事や、綺麗な薄紅色であっさりとした食味が夏の食卓を彩ります。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ズイキ(芋茎/ずいき)                        

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