長茄子/長なす/ナガナス<なすの品種
●長茄子/長なす/ナガナスとは
◆20~25cmほどの細長いナスの総称
長ナスとは、20cm前後の長さになる細長いナスの総称で、在来種として栽培されてきたものがいくつもあり、農林水産省のホームページに在来種の主なものとして東北地方では秋田県の「河辺(かわべ)長茄子」、岩手県の「南部(なんぶ)長茄子」、大阪府の「大阪長茄子」、宮崎県の「佐土原(さどわら)長茄子」などが紹介されています。
現在では各種苗メーカーからも沢山の品種が販売され各地で栽培されています。
また、一般的に長ナスと言えば25cm前後のものが多く、そういったものを指し、もっと大きく30~40cmになるものは大ナガナスと呼びます。
◆長ナスの特徴
千両茄子を長さは20cm前後に細長く引き伸ばしたような形で、種が無い首の部分が長い物が多く、輪切りにしたとき、同じくらいの大きさで数がとれます。
写真は筑陽長ナスという品種ですが、こうしたややしもぶくれの形をしたものと、首から先までほとんど太さが変わらない品種もあります。
◆長ナスの調理のポイント
長ナスの肉質は品種にもよりますがおおむねやや柔らかい物が多く、種が入らない首の部分が長くなっています。
筒切りにすると長い分沢山獲ることができますが、種がある物とないものが出来てしまいます。
一般的には煮物や揚げ浸し、焼きなすなどが美味しいです。もちろんグラタンやソテーにする事も出来ます。
◆長ナスの揚げびたし
出汁に酒、醤油、みりんで味を調えた漬け汁を作っておく。
長ナスを真ん中で半分に切り、それを縦に半割します。
味が染みやすい様に皮に格子状に飾り包丁を入れ、170度の油で素揚げします。
ナスが熱いうちに漬け汁に浸して出汁を吸わせ馴染ませておきます。
出来立てでも美味しいですが、冷蔵庫で冷ました状態のものも美味しいです。
◆長ナスの主な種類
長ナスと言っても在来種の他に細長いものや青いもの、白いものなど色々な種類があります。
変わった長なす
(細長茄子)