青長茄子/青長なす/白長なす < ナスの品種
●青長茄子/青長なす/白長なすとは
◆東南アジア系の緑色の長なす
表皮になす特有の色素成分であるナスニンを含まず、葉緑素が作られ緑色になるタイプの長なすです。「大長ナス・緑美」(タキイ種苗)や「長緑ナス」(丸種‐宇治交配)など色々な種苗会社から種が販売されています。
東南アジア諸国では比較的一般的な長ナスですが、国内では鹿児島県をはじめ九州で古くから作られているほか、本州でも個々の農家が栽培し、直売所に並ぶ程度で、市場にはほとんど流通していません。
緑色ではありますが、地方により青ナス、または白ナスと呼ばれています。
◆青長なすの特徴
皮は白皮、緑皮共に言えることですが、一般的な日本のナスと比べやや固く感じます。ただ、果肉自体は旨みがあり、焼きナスなどにして皮を剥いて食べると濃厚な美味しさが楽しめます。
皮には一般的なナスと違い濃い色が含まれていないので、煮物などにしても他の食材に色移りしないメリットがあります。ただしアクはしっかりとあるので、炒め物などに使う場合は切ってすぐにしばらく水にさらすようにしましょう。
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