南国グリーン メロン：来歴や特徴と産地や旬

●南国グリーンメロンとは

◆南国グリーンメロンの来歴

　南国グリーンメロンは鹿児島県で作られているネット系青肉種のメロンです。

　品種的には肥後グリーンに近いと思われますが、肥後グリーンを開発した松井農園と鹿児島県の育苗センターが共同で鹿児島県の気候風土に合った品種として開発した品種だそうです。

　肥後（熊本）より南で作るメロンという事で南国グリーンという名称になったとのことです。

◆南国グリーンメロンの特徴

　南国グリーンメロンはマスクメロンと同じように空中立体栽培されているものが多く、T字の蔓が付いた状態で出荷されています。大きさは1.5～2.5kgほどで、果形は縦長の楕円形で、果面には細かなネットが入っており、外観は肥後グリーンと同じです。

　肥後グリーンと同じく、ネット系ではありますが、ネットの入り方に特徴があり、濃緑色の地に細切れであまり高さのないネットが一面に入ります。

　果肉は淡いグリーンで比較的しっかりとした食感があり、熟すにしたがって柔らかくなり、糖度は16度以上になる甘いメロンとなっています。

◆実際に食べてみた南国グリーンメロンの食味

　撮影試食した南国グリーンは6月初旬に購入した果実重1.5kgほどのもので、全体にネットが綺麗に入っていました。

　若干まだ追熟が足りなかった感じでしたが、十分に甘く美味しかったです。

　計った糖度は13～16.6%でした。

●南国グリーンメロンの主な産地と旬

◆主な産地

　南国グリーンは鹿児島県で作れらているブランドで、県内の主な産地はJA鹿児島いずみ管内（阿久根市、出水市）です。

◆南国グリーンメロンの収穫時期と旬

　南国グリーンメロンの収穫は5月下旬頃から始まり6月上旬から中旬にかけて最盛期となり7月頃まで続きます。

品種	5月			6月			7月			8月
南国グリーンメロン