とよみつひめ:来歴や特徴と産地や旬

とよみつひめ イチジク

●とよみつひめとは

◆とよみつひめは福岡県のブランドイチジク

 「とよみつひめ」は福岡県農業総合試験場 豊前分場でそれまでに育成してきた品種同士を交配して育成された品種で、2004年に登録出願、2006年8月22日に品種登録されています。

 名前は行橋市豊前町の(豊:とよ)と甘い(蜜:みつ)から命名されたとの事です。「豊蜜姫」ということですね。

 福岡県が開発したオリジナル品種ということで、栽培は、許諾契約を結んだ福岡県内生産者および生産団体に限られています。

 デビュー以来、市場にはかなり浸透し、甘いイチジクとして広く知られるようになりました。

とよみつひめの断面と果肉

◆とよみつひめの特徴

 とよみつひめの最大の特徴はその甘さで、平均糖度は17度以上になりメロンを思わせる甘味があります。また、皮ごと食べられるイチジクと言われています。

とよみつひめの果肉 イチジク

 また、断面を見れば分かりますが、花托の色が白ではなく淡黄白で、厚さはかなりあります。中心部分も一般的なイチジクにありがちな中に空洞ができているような物はなく、詰まった感じです。

 農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。

『-----

 果形は卵、果実の大きさは大、くび部の形は円形、長さは短、果梗の長さは中、果皮色は赤紫、果粉の多少は中、果脈の鮮明度は明瞭、密度は粗、果頂部の目及びりん片の大きさは大、開閉は中、色は赤紫、果皮の厚さ及び強さは中である。

 花托の色は淡黄白、厚さはかなり厚、雌花の色は紅、果実内部のすきま及び雌花の厚さは中、果肉の密度は密、硬度、果汁の量及び甘味は中、酸味は少、香気は無である。

 着果性は夏果秋果、着果数は多、秋果収穫時期は中で育成地においては8月中旬、裂果性は少、果実の日持ち(秋果)は中である。

 「桝井ドーフィン」と比較して、花托の色が淡黄白であること、雌花の色が紅であること等で、「蓬莱柿」と比較して、花托の色が淡黄白であること、花托の厚さが厚いこと等で区別性が認められる。 -----』 以上、抜粋。

◆実際に食べてみたとよみつひめの食味

とよみつひめ イチジク

 「とよみつひめ」は肉厚で割としっかりとしています。食べた感じはかなり甘みが強く感じられるのですが、その甘さにはくどさがなく、いくつでも食べられそうなほど後口はさっぱりとしています。

 確かに皮はかなり薄く、皮をむかずそのまま食べてもあまり気になりません。

 ただ、生産者の違いか気候の違いなのかは判りませんが、上のものは比較的甘みもあっさりしていました。それに対し、下のものくらいしっかりと色づいているものは甘みも強いです。

とよみつひめ イチジク

旬のカレンダー

●とよみつひめの収穫時期と食べ頃の旬

 「とよみつひめ」は夏秋果兼用の中生種となっており、秋果の収穫は8月中旬頃から始まり、10月下旬頃までです。美味しいとよみつひめが手軽に買える旬の時期は8月下旬から9月いっぱいです。

旬のカレンダー 7月 8月 9月 10月
とよみつひめ                        

皆さんで是非このサイトを盛り立ててください。よろしくお願いします。