■ビオレソリエス(Viollette de sollies)とは?
●フランス生まれの黒いちじく (仏)Viollette de sollies
ビオレソリエスは古くからフランスで有名な品種で、正しいフランスでの発音はヴィオレット・ドゥ・ソリエとなります。その他、ブルジャネット・ノワール(Bourjassotte noire) 又はパリジェンヌ(Parisienne)とも呼ばれ、イタリアではブロジット・ネッロ(Brogiotto Nero)と呼ばれているようです。
10年程前まではまだ極限られた生産者しか栽培しておらず、ほんの僅かな量しか市場には出回らなかったため、「幻の黒いちじく」「黒いダイヤ」などとも呼ばれていましたが、近頃は各地の直売所などでもよく見かけるようになりましたね。
●ビオレソリエス(Viollette de sollies)の特徴
果実の大きさは50~80g程と一般的な無花果より少し小ぶりで、扁平な形をしており、口は熟しても裂けにくいタイプで、小さく締まっています。表皮は黒イチジクと呼ばれるように果皮は全体に黒紫色で、果粉に覆われています。
このビオレソリエスは外観の色だけでなく、果肉の糖度の高さやネットリとした食感にも特徴があります。切ると中の白い部分は薄めで、赤い部分が多く占めています。その赤い部分はネットリとした舌触りでとても甘くまるでイチゴジャムが詰まっているようにさえ感じられます。
■ビオレソリエス(Viollette de sollies)の主な産地と旬
●主な産地と生産量
もともとフランスで作られてきた品種で、現地ではよく知られていますが、国内ではまだ極僅かな生産者しかいません。現在市場に出回っているのは主に佐賀県産となっています。この品種はその品質のすばらしさからフランス料理店などでも人気があり、今後生産者が増えてくると思われます。
石川県宝達志水町では2020年からビオレソリエスを「黒蜜姫」という名称でブランド化がすすめられており、2023年の時点では11軒の農家が生産しているそうです。
●ビオレソリエス(Viollette de sollies)の収穫時期と旬
収穫時期は9月中旬頃から始まり、10月いっぱいくらいまでとなる秋果になります。出盛りの旬は9月下旬頃から10月中旬あたりとなります。
旬のカレンダー | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | ||||||||
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ビオレソリエス |
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