●ベリーポップ はるひとは
◆ベリーポップ はるひの来歴
「はるひ」という名称で見かけるイチゴは株式会社ミヨシ及び三好アグリテック株式会社が開発し民間企業初のF1種子イチゴとして「ベリーポップ すず(MYAGMIE-1)」と海外向け品種「ベリーポップ さくら」と共に2021年に発表された「ベリーポップ はるひ」です。品種登録された正式は品種名は「MYAGFRA-1」で、2020年7月6日に登録出願、2024年11月8日に品種登録されているので、「ベリーポップ すず」よりも先に誕生したことになります。
交配に用いられたイチゴは自社所有の系統とのことで詳細は明かされていません。
通常イチゴ栽培にあたっては収穫後も親株を管理し、ランナーを増殖させて育苗し、次のシーズンまで管理していくという大変な手間がかかるのですが、この「F1種子イチゴ」というのは、種子繁殖型イチゴ品種のためその手間が必要なく、一般的な野菜と同様に適時に種子を播いて栽培収穫するだけなので生産者の負担が大きく軽減されるというメリットがあります。
更には育苗期間の大幅な短縮により、農薬使用量の削減や、病害虫のリスク低減が見込め、種子を播くだけなので短期間で大量の苗が確実に確保できるということです。
「ベリーポップ」という名称は、『日本のイチゴの美味しさが、まるでポップカルチャーのように世界中の人々にとって身近なものになっていくよう願いを込めて。』と紹介されています。
◆ベリーポップ はるひの特徴
「ベリーポップ はるひ」の果実は整った円錐形で果皮色は橙赤。痩果(そうか)のくぼみは中くらいで痩果も赤い色をしています。これといった大きな特徴はみられませんがイチゴらしい形と艶のある赤い色は見るからに美味しそうです。
半分に切った断面を見ると、中の果肉も橙赤です。
三好アグリテックのホームページでは『果実が硬く、酸度と糖度のバランスが取れた美味しい 品種』と紹介されています。
◆実際に食べてみたベリーポップ はるひの食味
今回入手した「ベリーポップ はるひ」は2月下旬で、滋賀県産。黒いトレーに15粒入りで、粒の大きさも揃ったものでした。
香りはイチゴらしい華やかさがあり、食べてみると歯に感じる食感はややしっかりめといった感じなのですが、その後甘味と酸味が程よいバランスで広がりました。果実の色はヘタの付け根までほぼ綺麗に着色していながらこの食感があるという事は、輸送性や日持ち性は高いと思われます。
実際に計ってみた糖度は13~15%ほどありました。ベリーポップ すずと比べると、いずれも食感はしっかりしていますが、すずは酸味が穏やかで甘味が強いのに対し、はるひの方が甘味酸味のバランスがよくかんじました。どちらが美味しいというのは好みが分かれそうです。
●ベリーポップ はるひの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
ベリーポップ はるひは一般に広く種子が販売されており、国内であればどこでも栽培することができます。(海外への持出は禁止されています。)
大きな産地化されているところはないと思いますが、いちご狩りができる観光農園をはじめ各地の農園で栽培されており、直売所などで販売されています。
◆ベリーポップ はるひの収穫時期と旬
収穫時期は栽培環境などによって前後しますが、三好アグリテックの栽培マニュアルによると11月下旬から収穫することができるとあります。適切に収穫管理を行うことで5月下旬頃まで収穫が続けられるようです。
収穫最盛期は12月下旬頃から3月頃まで。
| 品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ベリーポップ はるひ |
< 出 典 >
※ 「ベリーホップ はるひ」 三好アグリテックホームページ
※ 民間企業初F1イチゴの名称発表について 三好アグリテック
※ 「MYAGFRA-1 登録番号 30497」 農林水産省品種登録データベース
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