オレンジの品種:ブラッドオレンジ・タロッコオレンジ・モロオレンジ

■ブラッドオレンジとは
●ブラッドオレンジとは果肉が紅いオレンジの総称
ブラッドオレンジと呼ばれているものは、果肉が紅いオレンジの総称で、その名の通り血のような赤い色をしています。この色はアントシアニンによるもので、一般的なオレンジに比べ、抗酸化効果が強いと考えられます。
主なものにはサングイネッロ(Sanguinello)種やイタリアのタロッコ(Tarocco)種、シチリアのモロ(Moro)種などがあります。
タロッコジュースやブラッドオレンジジュースは日本でも良く見かけるようになりました。
●国内の産地
国内では、タロッコ種とモロ種が栽培されています。タロッコオレンジは平成21年でみると愛媛で31トン、大分で6トンが作られています。その他和歌山県などでも作られています。
■ブラッドオレンジの主な品種
●モロ種

モロ種はシチリア島東部のカターニア平原で作られてきたオレンジで、ブラッドオレンジの中では最も赤みが強く、皮の部分にも赤みが出ています。果肉の色も最も濃く、美しいというよりもややどす黒い印象があります。

●タロッコ種

イタリアでポピュラーなオレンジで、スペインのサングイネッロ種が変異したものとも言われています。ブラッドオレンジの中では最も甘みが強く、それを支える酸味もあってとても濃厚な味が特徴です。色的には最も薄く、ほんのりと赤紫がさす程度ですが、ジュースの美味しさには定評があり、世界的にも人気があるオレンジです。
国内でも和歌山などで生産されており、近年スーパーなどでも見かけるようになりましたね。ここに掲載している画像は和歌山産の物です。

●サングイネッロ種
サンサングイネッロ種はスペインが原産とされるオレンジで、モロ種と似ていて、同じように皮の部分にまで赤みが出ています。
■ブラッドオレンジの収穫時期と旬
●国産オレンジの収穫時期と食べ頃の旬
タロッコオレンジは2月下旬頃に収穫され、一旦貯蔵されたのち、3月中旬から4月初旬に出荷されます。
●ブラッドオレンジの旬カレンダー
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||
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アメリカ産モロ種 | ||||||||||||||||||||||||
国産モロ種 | ||||||||||||||||||||||||
イタリア産タロッコ種 | ||||||||||||||||||||||||
国産タロッコオレンジ |
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