ウニ/海胆:栄養価と効能

ウニ/海胆/海栗/雲丹/うに

■ウニ(海胆/海栗/うに)の主な栄養素と効能

●抗酸化作用が強いビタミンEが豊富

ウニにはビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは脂溶性ビタミンの一つで、強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑え体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあるので、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立っていると考えられています。また、血管を酸化から守り、血行を良くする働きもあると言われています。

●カロテンも

ウニは動物ですが、カロテンも豊富に含んでいます。カロテンは体内でビタミンAとなり活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守ると共に、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあるとされています。

●ビタミンB群も

ウニにはビタミンB1やB2、そして植物からは得られないB12などが含まれています。

■七訂日本食品標準成分表

●生のウニ可食部100gあたりの成分

 下の表は七訂日本食品標準成分表に記載されている生のウニに含まれる成分の量です。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
120kcal 73.8g 16.0g 4.8g 3.3g 2.1g 0.63g 1.79g 290㎎ -g
ビタミン
レチノール
当量
K E B1 B2 ナイアシン B6 B12 パントテン酸 C
58μg 27μg 3.6mg 0.10mg 0.44mg 1.1mg 0.15mg 1.3μg 0.72mg 3mg
無機質
ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
220mg 340mg 12mg 27mg 390mg 0.9mg

七訂日本食品標準成分表より

■ウニ(海胆/海栗/うに)に含まれるアミノ酸の量

●生のウニ100gあたりに含まれるアミノ酸

ウニには様々なアミノ酸も豊富に含まれています。下の表は七訂日本食品標準成分表に掲載されている生のウニに含まれているアミノ酸の一覧です。

アミノ酸(mg/100g中)
イソロイシン 610 チロシン 560 アラニン 770
ロイシン 920 トレオニン 630 アスパラギン酸 1200
リジン 950 トリプトファン 200 グルタミン酸 1500
メチオニン 360 バリン 750 グリシン 2000
シスチン 260 ヒスチジン 310 プロリン 480
フェニルアラニン 530 アルギニン 960 セリン 580

日本食品標準成分表準拠 アミノ酸成分表2010より

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