行者ニンニク(行者にんにく/ギョウジャニンニク)の旬や産地

行者ニンニク(行者にんにく/ギョウジャニンニク)

●行者ニンニクとは

◆ユリ科ネギ属 別名:キトビロ、ヤマビル、ヤマニンニクなど

 ギョウジャニンニクはタマネギやニンニク、ニラなどと同じユリ科ネギ属の多年草です。日本には近畿以北から北海道にかけて分布していますが、東北より南では高山でしか見られません。そのため、「行者が食べるにんにく」ということから名付けられたという説が有力です。

行者にんにく/行者ニンニク/ギョウジャニンニク

 初夏に葱坊主と同じような花を咲かせ、それからできる種と株から出てくる新芽で増えていきます。

 ニンニクと同じような香りがあり、滋養強壮に強い効果があるといわれ北海道では古くから山菜として食べられてきました。

◆収穫できるまで5年以上かかる

 ギョウジャニンニクは成長が非常に遅く、種を蒔いてから2年目の春にようやく芽を地表に出します。そででもひょろひょろの茎に葉は1枚だけで、3年目から4年目になって葉が2枚以上となり、5年目あたりでよぷやく茎が伸びて花が咲き種がつき始めます。それくらいになってようやく株の太さが鉛筆の太さくらいとなって収穫できようにあなります。

◆天然ものは激減しています

 ギョウジャニンニクはキトビロやアイヌネギなどとも呼ばれ北海道の特産山菜として有名ですが、上記の通り成長には長い年月がかかるにもかかわらず、根こそぎ乱獲する人も増え、現在ではその数が激減しているようです。ただ、栽培技術も確立され、現在出回っているものの多くは栽培されたものとなってきています。

●行者ニンニクの主な産地と出回る旬

◆ギョウジャニンニクは北海道の特産

行者にんにく/行者ニンニク/ギョウジャニンニク

 ギョウジャニンニクは北海道の山菜として知られ、流通しているものの多くは北海道産のものです。近年、各地でも栽培者が増えつつあり、東北や長野県などからも出荷されるようになって来ました。

◆行者ニンニクの出回る食べ頃の旬の時期

 ギョウジャニンニクは1月頃からハウス栽培物が出始めます。3月頃には北海道南部の天然物が出回り始め、産地を北へ移しながら4月中旬~5月中旬に最盛期を迎え6月初旬頃まで続きます。

 天然物の食べ頃の旬は4月中旬から5月いっぱいとなります。

旬のカレンダー

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ハウス物                        
天然物・露地物                        

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