ブドウの品種:藤稔(ふじみのり)、大峰(たいほう)

藤稔(ふじみのり)

■藤稔(ふじみのり)、大峰(だいほう)の主な産地は

●農林水産省 登録品種データベースより

「井川682号」と「ピオーネ」の交雑実生で、果房・果粒ともに大きく、育成地(神奈川県藤沢市)において8月中下旬に成熟する黒色系生食用ぶどうである。樹の大きさは大、樹勢は強、枝梢の太さは太い。どんしよう先端の色は薄赤、どんしよう先端の毛じの密度は中位である。成葉は大きく、三片葉、5片葉が混在し、五角形を呈し、葉柄裂刻は開き、上裂刻は深さは中位で、閉じる。花房の形は小副穂型である。穂梗は短く、果粉は多い。

 果房は円錐形で、果房の大きさは大(340g程度)、粒着の粗密はやや粗、果梗は太い、果粒の大きさは非常に大(10~22g)、果皮は暗紫赤色で、厚上、果粉は少ない。果皮と果肉の分離は容易で、果肉は黄緑色、肉質は崩解性と塊状の中間である。果汁の多少は多、甘味は中(糖度17度)、酸味は中、渋味・香気はない

 成熟期は育成地で8月中下旬、「井川682号」より1週間程度、「ピオーネ」より2週間程度早い。結果樹令に達するのは早く、花振い性はやや高い、裂果及び脱粒は少なく、果実の日持ちも長い。

 「井川682号」と比較して、葉脈間毛じがないこと、香りがないこと等で、「ピオーネ」と比較して、葉の上裂刻が重ならないこと、果皮の赤色が強いこと、成熟期が早いこと等で、「ハニーレッド」と比較して、葉脈間毛じがないこと、果粉が少ないこと、果皮と果肉が分離し易いこと、成熟期が早いこと等で区別性が認められる。

1985年7月8日 品種登録

●藤稔(ふじみのり)と大峰(たいほう)

近頃大峰(タイホウ)として流通しているブドウがありますが、これは品種名ではなく、山梨県で作られている藤稔の名称として使われているようです。山梨県のJAふえふきから出荷されているものが多く、山梨県内の個々の農園の直販でも用いられています。

●藤稔(ふじみのり)の特徴

藤稔(ふじみのり)の最大の特徴は、粒の大きさです。大きいものだとピンポン玉ほどもあり、下の写真を見て頂ければわかるように通常でも500円玉ほどの直径があります。

また、とても甘く、栽培方法によってはかなり高い糖度に仕上がります。甘みは果皮の色が濃いほど強いと思って良いでしょう。

大峰(タイホウ)

■藤稔(ふじみのり)、大峰(だいほう)の収穫時期と食べ頃の旬

●藤稔(ふじみのり)の収穫期間は短い

藤稔は収穫できる期間が短く、一箇所のぶどう園で2週間から長くても3週間ほどしか採れないようです。

出盛りとなるのは8月の中旬から9月中旬あたりまです。

旬のカレンダー 7月 8月 9月 10月
藤稔                        

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