●レモンの分類と特徴
◆レモンとは
分類:ムクロジ目 > ミカン科 > ミカン属
学名:Citrus limon (L.) Osbeck (1765)
英名:Lemon 仏名:Citron
和名:レモン/檸檬
レモンはミカン科ミカン属の柑橘で、インドが原産とされています。レモンの近縁種に「クエン(枸櫞)」と呼ばれる柑橘があり、酸味の「クエン酸」という名称はこれに由来しています。
レモンにはいくつか品種があり、国内ではリスボン種やユーレカ種が多く栽培されています。また、よく目にするマイヤーレモンはオレンジとレモンの自然交雑種と考えられています。いずれも強い酸味とさわやかな香りを持ち、香酸柑橘類に分類されています。
レモンほとんどが輸入ですが、国内でも瀬戸内地方や和歌山県などで生産されています。国産のものは残留農薬や坊カビ剤など心配がなく、安心して使用でき、それだけに付加価値も高くなります。
●主なレモンの種類
レモンと呼ばれているものには一般的な黄色いレモンと、まだ青いうちに収穫したグリーンレモンと呼ばれているものがあります。その他、レモンとオレンジの交雑種と言われるマイヤーオレンジや、ユズの一種との交雑種と言われているジャンボレモンなどがあります。
主なレモンの品種
ユーレカ種
イタリアのシチリアが原産の種子をアメリカ・カリフォルニアに植えられた実生から選抜された品種と言われています。
アレンユーレカ種
ユーレカ種よりさらに棘が少なく、樹勢も強く豊産性で、国内でも瀬戸内地方などで栽培されています。
リスボン種
レモンの中では最も寒さに強く、国内でも主要品種として各地で栽培されている品種です。
ピンクレモネード
VARIEGATED PINK
ユーレカ種の変種で、果皮に緑の縦縞模様が入り、果肉がピンク色のユニークなレモンです。
一般的な黄色いレモンとグリーンレモン
国産の葉付きレモンや青切りのグリーンレモンなどの写真です
交雑種レモンやその他
マイヤーレモン
オレンジとレモンの自然交雑で誕生したといわれる交雑種で黄色から橙色に着色し酸味もまろやか。
璃の香(りのか)
レモンにヒュウガナツを交配して育成された、かいよう病に強く大果で果皮が薄く、酸味がまろやかなな柑橘
ジャンボレモン/ポンテローザ
来歴の詳細は不明ですが、柚子の一種とレモンが自然交雑して生まれたのではないかと考えられています。
ハニーライム
レモンとネーブルやみかんと交雑して生まれたとも言われるしずおかコンシェルジュがブランド化を進める柑橘
ヒメレモン
中国からインドにかけて分布する「廣東レモン」橙色有酸品種とされ、熟すと濃橙色に着色します。果皮は独特の山椒のような香りがします。
■レモンの主な産地は
●国産も沢山作られています
近年国内でもレモンが各地で作られるようになり、一般的なスーパーにも常にならんでいます。
政府がまとめた平成29年産の全国の生産量ランキングで見ると広島が全国の約5割以上を生産しトップとなっています。
次いで同じ瀬戸内の愛媛で、三位に和歌山が続きます。この順位は平成18年からずっと変わっていません。
この他にも熊本や宮崎、佐賀など九州でも作られています。
●輸入物
現在日本に輸入されているレモンの多くはアメリカ産の物で約7割を占めています。その他にはチリなどからも輸入されています。
■レモンの食べ頃の旬は
●国産レモンの旬は冬
輸入物が多く、通年市場に流通していますが、国産のレモンは10月頃から収穫が始まります。この頃のレモンはまだ青い状態で収穫され。グリーンレモンなどと呼ばれています。黄色く色付いたレモンは12月下旬頃から3月頃までの冬が旬です。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国産レモン | ||||||||||||
輸入レモン |
当サイトの画像一覧ページにある画像に関しまして、透かしロゴなしの元サイズ画像をご利用になりたい場合はダウンロードサイトからご購入頂けます。そちらに無いものでも各画像一覧からご希望の画像をクリックした際に表示される拡大画像のURLをお問い合わせフォームからお知らせ頂ければアップロードいたします。また、点数が多い場合は別途ご相談にも対応いたします。企業様の場合は請求書・振込払いも可能です。