白瓜(白うり/シロウリ)や青瓜(青うり/アオウリ)
●白瓜(シロウリ)や青瓜(アオウリ)とは
◆ウリ科
白ウリや青ウリと呼ばれているものはウリ科の蔓性植物になる果実の総称で、マクワウリの変種と言われています。白瓜は薄緑色をしていますが、熟すと表面が白くなるのでシロウリと呼ばれるようになったようです。また、主に漬物にされることから「ツケウリ」と呼ばれたり、そのほかにも地方によっては「アサウリ」や「アオウリ」などとも呼ばれています。
◆白うりの特徴
概観はともかく、基本的には薄緑から白っぽい果肉はきゅうりほど水分はなく、シャキシャキした食感があります。熟してもマクワウリのように甘くはならず、香りはきゅうりほど強くはありません。一般的には奈良漬や糠漬け、浅漬けなど漬物に使われる事が多いですが、スライスしたものにさっと塩を振りかけて馴染ませてから絞るだけでサラダや和え物としても美味しく食べられます。
◆地方によって形や大きさもいろいろな瓜
マクワウリにも色々あるように、この「ウリ」と呼ばれるものは地方によって色々な大きさや形の物が古くから栽培されてきました。20cmから30cmほどの大きさで長楕円形のものや、ヘチマのように長いもの、縞模様が入っているもの、溝が入るものなどもあります。一般的にアオウリと呼ばれているものは長めの物が多いようです。
●白瓜/しろうり/シロウリの主な産地と旬
◆シロウリの主な産地
政府がまとめた平成22年産のシロウリの生産量を見ると、最も多く生産しているのは徳島県で、全国の約半分を占めています。次いで千葉県の21%となっています。
そのほかにも、沼目白瓜が特産として知られる長野県須坂市や、桂白瓜は京都の伝統野菜として扱われています。
◆シロウリの収穫時期と旬の時期
シロウリはウリ科の植物なので、露地栽培においては初夏から夏にかけて収穫されます。ただ、ハウス栽培も行われており、早いものだと2月下旬頃から収穫が始まり3月には店頭に並びます。食べ頃の旬はやはり5月から8月中旬頃となります。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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白うり | ||||||||||||
青ウリ |
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