オランダえんどう:特徴や産地と旬
●オランダえんどうとは
◆オランダエンドウの来歴
「オランダえんどう」あるいは「オランダ豆」と呼ばれているものは昭和初期にカナダかアメリカから和歌山県に導入された大サヤのエンドウがルーツとされています。それ以後近畿各地に広まり関西を中心に定着し、現在は鹿児島など九州でも栽培出荷されています。
◆オランダエンドウの品種
「オランダえんどう」には大きく分けると「オランダ大莢(おおさや)」という品種の他「仏国大莢(ふらんすおおさや)」があり、いずれも花は紫色で草丈1.5mほどのつる性で、「オランダ大莢」の方が「仏国大莢」よりも早生となっています。
オランダえんどうはえんどう豆の中でも特に連作障害に弱く、若い鞘を収穫しないといけないので、雨などで一日でも収穫が遅れると実が肥満してしまう手間のかかる種類なのです。
◆オランダえんどうの特徴
「オランダえんどう」は一般的な「絹さやえんどう」にくらべ全体に大きく、サヤの長さは10cm以上で12~15cmほどのものが多いです。
絹さやと同じく豆ができ始めて間がない薄っぺらい状態で収穫されます。
売っているものはどれも平たく綺麗な形にそろっていますが、実際には環境などによってサヤが反り返るものもあり、また雨などで収穫機会を逃すと身が膨らんでしまったりと、良い状態で収穫するのは結構大変なんだそうです。
●オランダさやえんどうの美味しい食べ方と料理
◆調理のポイント
「オランダさやえんどう」もものによっては筋が硬いものがあるので、サヤの両端をつまんで筋があるものは取り除いて調理します。
基本的には絹さやの食べ方と同じと考えていいでしょう。
◆オランダえんどうを使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトのオランダえんどうを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
クックパッド | レシピブログ | 楽天レシピ |
●オランダえんどうの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
「オランダエンドウ」は和歌山県をはじめ関西各地で作られているほか、鹿児島県でも多く作られています。
◆オランダえんどうの収穫時期と旬
「オランダエンドウ」の収穫は露地物が 4月下旬ごろから6月頃までとなっていますが、和歌山県や鹿児島県など主要な産地ではハウス栽培もおこなわれ、ほぼ通年収穫出荷されているようです。
露地物が大量に安く出回る食べごろの旬は5月から6月にかけてとなります。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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オランダえんどう |