花わさび/葉わさび:旬の時期と主な産地
●花わさび/葉わさびとは
◆アブラナ科ワサビ属
花わさびや葉わさびと呼ばれるものは根茎部分を指す「わさび」の葉や花芽の事です。ワサビは根茎部分だけでなく、葉柄の部分や花芽も食用として収穫されています。
◆花わさび
花わさびとは花を咲かせる前のつぼみ状態の若い花茎を収穫したもので、春を訪れを告げる食材の1つです。わさび特有の鼻に突き抜ける爽快な辛みと、独特の苦味やシャキシャキとした歯ごたえが特徴です。
◆葉わさび
ワサビは、軸となっている根茎の先から次々と新しい葉を開木ながら外側の古い葉を落として成長していくんです。ワサビの葉は、そうやって丁度開いた状態になった若い葉を収穫したものです。当然、1つの株から沢山採ってしまうと根肝心の根が成長できないので、限られた量しか採る事はできません。この葉にもやはりワサビ特有のすがすがしい風味があります。
●花わさびや葉わさび主な産地は
◆全国の葉柄ワサビの生産量
これは政府がまとめた平成27年産の葉柄ワサビ生産量データです。花わさびもこの中に含まれていると考えていいでしょう。
これで見ると、最も多く生産しているのは長野県で、次いで静岡県、岩手県となっています。長野県、静岡県はともに水わさびで、岩手県では畑わさびが主に栽培されています。この3県で全国の約83%」を作っていることになります。
●花わさびや葉わさびの旬は
◆花わさびの収穫時期と旬
わさびは春に花を咲かせます。花ワサビはその花が咲く直前、蕾の状態で収穫されます。1月頃から出回り始め、4月頃まで続きますが、まとまった量が出回り、食べ頃の旬となるのは2月から3月となります。
◆葉わさびの収穫時期と旬
葉わさびの収穫は春から晩秋にかけて収穫され出荷されますが、ワサビの成長が活発になる3月から5月頃が本来の旬となります。ただ、ハウス物などもあり、出回る量でみると12月に一気に増え、4月頃までが最も多く出回る時期となります。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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花わさび | ||||||||||||
葉わさび |
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