シシトウガラシ(獅子唐辛子):特徴や産地と旬
●シシトウガラシの概要と特徴
◆シシトウガラシとは
分類:ナス目 > ナス科 > トウガラシ属 > トウガラシ(種) > トウガラシ栽培品種
学名:Capsicum annuum var. angulosum
英名:Green Pepper
和名:ししとうがらし/獅子唐辛子
別名:ししとう(獅子唐)、なんばんがらし(南蛮辛子 )、なんばん(南蛮)
ししとう(獅子唐)は甘とうがらし(唐辛子甘味種)の一種で、「南蛮辛子」又は「南蛮」とも呼ばれ、 辛い唐辛子と同じトウガラシ属になります。ここではししとう(獅子唐)を中心に、辛くない甘とうがらし(唐辛子甘味種)を取り上げます。また、ピーマンやパプリカも甘とうがらし(唐辛子甘味種)の部類なのですが、別のページを設けています。
◆シシトウガラシの特徴
ししとう(獅子唐)はししとうがらしとも呼ばれていますが、その名前は、でこぼことした起伏のある形が獅子の顔をイメージさせることから名付けられました。
多く流通しているシシトウガラシは長さが5~6cmほどで、果皮色は黄緑色から緑でつやがあります。特徴的なのは他のとうがらし類とは違い、果頂部(先の部分)が尖らず凸凹したつぶれたような形になりやすいことです。
普通はあまり辛くない品種ではありますが、時たま凄く辛く、まさに唐辛子その物と言ったものもまぎれていたりしますね。これは育つ環境によって、乾燥など強いストレスの中で育つと辛くなるようです。また、小ぶりで中に種が少ないものは受粉不良によるもので、こういったものも激辛唐辛子になってしまいます。
●シシトウガラシの主な産地と旬
◆ししとう(獅子唐)の全国生産量ランキング
下の表は農林水産省がまとめた2019年産の甘唐辛子(甘とうがらし)の代表的なししとう(獅子唐)の生産量をまとめたものです。
このデータで見ると、高知県が全国の約40%を生産しており、一大産地となっている事が分かります。
続いて千葉県、和歌山県となっています。この上位3県の順位とシェアは少なくとも2009年から10年間ほぼ変わっていません。
◆ししとう(獅子唐)が美味しい旬の時期
ししとう(獅子唐)はハウス栽培も行われ通年市場には流通していまが、もっとも美味しい旬の時期は、太陽をいっぱい浴びた露地物の唐辛子が収穫される初夏から夏にかけてです。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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ししとう |
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