トカドヘチマ(十角糸瓜/とかどへちま):特徴や産地と旬
●トカドヘチマ(十角糸瓜/とかどへちま)の概要と特徴
◆トカドヘチマとは
分類: ウリ目 > ウリ科 > ヘチマ属
学名:Luffa cylindrica(L.)Roem.
英名:Ridged luffa、Sin Qua
和名:とかどへちま/十角糸瓜
十角糸瓜(トカドヘチマ)はインドから東南アジアが原産とされるウリ科ヘチマ属のつる性植物の果菜で、一般的なヘチマ(ナーベラー)の近縁種とされています。
外見がオクラのような縦の角ができるヘチマと言うことで、「ヘチオク」という別名もあります。でも、オクラというより、サボテンの方が近い気がするのは私だけでしょうか?
東南アジアでは比較的ポピュラーな野菜として栽培されています。国内でも沖縄や九州の一部地域で食用に栽培されています。
名前の十角糸瓜は、写真のように縦に10本の角ができるヘチマ(糸瓜)であることからそう呼ばれるようになったようです。
見た目が面白く、食感も独特で個性がある野菜ですが、中には小さくても繊維質が硬いものもあったりするので商業ベースでの流通はあまり期待できないかもしれません。
◆トカドヘチマ(十角糸瓜/とかどへちま)の特徴
十角糸瓜(トカドヘチマ)の若果はとても硬い皮に覆われています。長さは20~50cmまでで、それより大きくなったものは繊維が硬くなっていて食べられなくなってしまいます。
中はナスの果肉と似た白いスポンジ状の果肉に柔らかい種が入っています。
青臭みやクセはほとんどありません。加熱調理すると柔らかくなった果肉と種が相まって独特の食感になります。
◆十角糸瓜(とかどへちま)の旬
十角糸瓜(とかどへちま)の収穫時期は一般的なヘチマとほぼ同じと考えて良いでしょう。もともと暑い地域の植物なので、収穫時期は7月初旬頃から10月初旬辺りまでとなります。沢山収穫でき、出盛りとなる旬は7月下旬から9月中旬頃までとなります。
品種 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | ||||||||
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十角糸瓜 |
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