四方竹/しほうちく/シホウチク : 保存方法、茹で方と料理
●四方竹(しほうちく)の保存方法
◆四方竹はすぐに茹でてアク抜きをする
四方竹は他のタケノコ以上にアクが回りやすいと言われています。採ってきたり買ってきたらすぐに茹でましょう。
茹でた状態の物は冷蔵庫に入れておき、水を時々変えれば1週間ほどは持ちます。
◆茹でてから冷凍も
長期保存する場合は茹でて一晩水にさらしてアク抜きした物を水を切り、タケノコの重さに対し4%程の塩を振って冷凍保存する事も出来ます。使う時には流水で解凍します。
●四方竹(しほうちく)の茹で方と主な料理
◆皮を剥かずに茹でる
四方竹は食べられるようにするにはまず茹でてアク抜きをしなければなりません。
ハチクの場合は皮を剥いて茹でますが、四方竹は皮を剥かずに茹でます。糠(ぬか)は加えなくても大丈夫です。
穂先には身が詰まっていないので5~7cm程切り落とし、鍋に入る長さに切ってから鍋に入れ、たっぷりの水を張り火にかけ茹ではじめます。沸騰してから10~15分程茹でたら火を止めます。
茹で上がったタケノコを冷たい水の中に放ち一気に冷まします。
粗熱が取れたら、皮を剥きます。この時、両手で持ち、両方の親指の爪先で茎が見えるところまで切り開くように先まで進め、皮を剥くと言うより、皮から茎を取り出すような感じに進めると穂先まで早く綺麗に剥くことができます。
剥き終えたら冷水にさらして冷蔵庫に一晩入れてアクを抜きます。
◆四方竹のタケノコご飯
昆布出汁と塩だけでシンプルなタケノコご飯にすると優しい香りが活かせます。もちろん、鶏肉やこんにゃくなど色々な具だくさんの炊き込みご飯も楽しいですよね。
◆四方竹の炒め物
斜め切りにして、きんぴらにしたり、野菜炒めに加える他、鶏肉や豚肉などとの相性も良く、いろいろな炒め物に使えます
。
◆四方竹の揚げ物
天ぷらはとても美味しいです。通常は茹でたものを揚げますが、煮物にしたものでも美味しいですよ。
◆四方竹を使った煮物
タケノコと言えばやはり煮物は王道です。四方竹は根元の部分を煮物に使うと良いでしょう。穂先は柔らかいので、天ぷらなど他の料理にも使えますが、固めの根元は煮込む方が食べやすいです。上の写真は一般的な筑前煮に使ったもの。
また、産地の高知では「ポン切り煮」と呼ばれる、四方竹を食べやすい長さに筒切りにしていろいろな煮物で食べるようです。こちらは「まけまけ高知 四方竹」というイベントで久保崇裕(くぼたかひろ) 氏が調理したもので四方竹のシャキシャキした食感がありとても美味しい物でした。
◆四方竹のオリーブ油漬け
アク抜きした四方竹に塩コショウを軽く振り、ニンニクを効かせながらさっと炒め、たっぷりのオリーブ油に漬けこんでおく。こうしておくと1~2週間は美味しく食べることができる。このまま食べても美味しいが、炒め物やサラダ、マスタの具材などにアレンジもできて便利。これは「まけまけ高知 四方竹」というイベントで久保崇裕(くぼたかひろ) 氏が紹介していただいた方法です。
◆四方竹を使ったパスタ
アク抜きした四方竹は色々なパスタにも使えます。写真は上記のオリーブ油漬けにしておいたものを使って久保氏が作ったもので、ほんのりニンニクの香りとミョウガと大葉の清々しい風味も効いてキノコとの相性も抜群でとても美味しいものだった。
◆四方竹(しほうちく)を使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトの四方竹を使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
クックパッド | レシピブログ | 楽天レシピ |