頭芋・殿芋:里芋の品種
●頭芋・殿芋とは
◆正月の縁起物
頭芋とはサトイモの親芋の事で品種名ではありません。
京都では古くから正月元旦の縁起物として、頭芋を雑煮の中に入れて食べる風習があります。それは、人の上に立つ「頭(かしら)」になるようにという意味これは男性の場合です。更にクワイと共に、芽が出た状態のものなので、「芽が出るように」という意味がこめられているんです。
とは言うものの、白味噌仕立ての雑煮椀の中に、このこぶしほどもある大きな芋がごろんと一個入り、一個丸ごと一人で食べなければならず、それから出ないと御節に手を出せないのですから結構つらいものがあります。
京都の場合、この頭芋には京都の伝統野菜として知られるえび芋の親芋が用いられ「殿芋」とも呼ばれています。品種名で言えば唐の芋です。
頭芋といえば、その他八頭などもよく知られていますね。
◆味の特徴
一般的な子イモに比べ粘りは少なく、どちらかといえばホクホクした食感に仕上がります。
●頭芋・殿芋の画像ギャラリー
それぞれの画像をクリックすれば拡大画像をご覧いただけます。
京都府産 殿芋(唐の芋)土付き 2012.12.28撮影 |
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京都府産 殿芋(唐の芋)洗ったもの 2012.12.28撮影 |
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京都府産 殿芋(唐の芋)断面 2012.12.28撮影 |
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