ジャガイモの品種>アンデスレッド/ネオデリシャス/レッドアンデス
●アンデスレッドとは
◆別名 ネオデリシャス
アンデスレッドは南米アンデスが原産の「ソラナム・フレハ」と表皮が紅い「アーリーローズ」の交配から生まれたとされるジャガイモです。始めに育成していたところでは「ネオデリシャス」と命名されていたそうですが、栽培地の岡山県で「アンデス赤」として好評を得ていたことから、各地の産地でもアンデスレッド、レッドアンデスなどの名称で流通するようになったようです。
◆アンデスレッドの特徴
アンデスレッドはやや男爵に近い丸くこぶし状の形をしたものが多い傾向にあるようです。表皮は薄く、赤い色をしています。中の果肉は粉質で明るい鮮黄色をしており、茹でるなど加熱するとほくほくした食感に仕上がり甘み旨みがあってとても美味しいです。栽培環境か系統によるものなのかは不明ですが、写真のように果肉に紅がさすものも見られます。この色はアントシアニンによるものらしく、茹でて崩すと淡いピンクになります。
栽培的には春秋二期作が可能となっています。
ただ、とても生命力が強い品種で、休眠期間が極端に短く、貯蔵しておくとすぐに芽が出てきます。そのため長期保存には向きません。
◆βカロテンがとても多く含まれている
アンデスレッドの果肉が黄色いのはβカロテンが沢山含まれているからです。
●アンデスレッドの食べ方
◆調理のポイント
アンデスレッドは加熱するとほくほくした食感が楽しめ、とても美味しいのですが、煮ると崩れやすいので注意が必要です。
◆主な料理
ポテトサラダやコロッケなど、実を崩して使う料理に向いています。また、フライやジャーマンポテトにするとホクホク感が楽しめます。
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