吉川茄子/よしかわなす<福井県の伝統野菜

吉川丸茄子/よしかわなす/吉川ナス<福井県の伝統野菜

●吉川ナスとは

◆賀茂ナスのルーツ!?

吉川丸茄子/よしかわなす/吉川ナス<福井県の伝統野菜

吉川ナスは福井県鯖江市の西部中央一帯、かつて吉川村と呼ばれていた地域で古くから栽培されてきた丸ナスで、一説によると1000年以上もの歴史を持ち、中国からこの地に伝わったこの丸ナスが、その後京都に伝わり賀茂ナスとして定着したと言われています。

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10年近く前には栽培農家が御年80を超える加藤武雄さん澄子さんご夫婦だけになってしまい、消滅の危機にありましたが、2015年現在では2009年に発足した鯖江市伝統野菜等栽培研究会によって継承され、栽培者の育成とブランド化が進められています。

果実が大きい割に皮が薄く、少しの風でも木や葉がこすれると傷がつきやすいそうです。栽培は難しい上に手間がかかり、かといって値段が高過ぎると売れないという事で茄子としてはかなり高めの価格ではありますが、それでも採算が難しいそうです。

◆吉川ナスの特徴

大きさは直径10cm程のソフトボールくらいで、綺麗な球形の物から、少し巾着っぽい形のものまであります。

果肉は固めで締りがあり、緻密なので一般的な茄子に比べ油を吸いにくいです。煮た時にも煮崩れしにくいのが特徴で、田楽にするのが最適とされています。

●吉川ナスの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

吉川ナスは福井県鯖江市の伝統野菜として、2015年現在では鯖江市伝統野菜等栽培研究会の農家十二人が栽培されています。一本の木から収穫できる数は少なく、生産者もこれだけなので現在でも希少な茄子となっています。

◆吉川ナスの収穫時期と旬

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収穫時期は一般的な茄子とほぼ同じで、7月から8月を中心に10月頃まで出荷されています。

旬のカレンダー
品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
吉川ナス                        

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