新ごぼう／新牛蒡／新ゴボウ：旬の時期と主な産地や種類

■新ごぼう／新牛蒡／新ゴボウとは

　新ごぼうと呼ばれるものは一般的なごぼうが晩秋から冬に収穫されるのに対し、そこまで大きくなるまで育てず、秋に植えたものをある程度育った初夏に収穫された若取りのものです。

　まだ完全に成長しきっていないため、柔らかく風味も一般的なごぼうと比べ上品で優しい香りがします。

　別名「夏ごぼう」とも呼ばれる初夏の味として親しまれ、やわらかく香りがよいので、柳川鍋には欠かせない食材として知られています。

新ごぼうは風味がよく、繊維が柔らかいのでさっと茹でただけでサラダなどにして食べられます。

新ごぼうを細切りやスライスして、酢を少量加えた湯で２分ほどさっと下茹でし、ザルにあげ、ウチワで扇ぐなどして荒熱をとったものにマヨネーズやドレッシングを和えます。

ナムルやマリネ的な物なら荒熱を取らず、熱いうちに和えてしまいます。

新ごぼうの風味は穏やかなので、あっさりめの味付けで煮物にするといいでしょう。

かき揚げにすると歯ざわりがよくとても美味しいです。

新ごぼうは１２月頃から出回り始め、８月頃まで市場には並んでいます。九州の宮崎や福岡では１月から３月にかけて沢山出荷されているようです。

とは言っても、もともとは初夏に収穫されていたものです。露地物を中心とした旬の時期は４月から６月頃となります。

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