紅三太(べにさんた):特徴や産地と旬

紅三太(べにさんた) 赤い大根

●紅三太(べにさんた)とは

◆タキイ種苗が販売するミニ赤ダイコン

 「紅三太」はタキイ種苗が『家庭菜園にも最適!三季どり可能な作りやすいミニ赤ダイコン!』という触れ込みで2017年に発売した品種です。

◆紅三太の特徴

紅三太(べにさんた) 赤い大根

「紅三太」の標準的な大きさは、根径5cm、根長15cm程度の短形ミニダイコンで、葉軸の色も赤く、葉の形は切れ込みが浅くへら状でダイコンよりもカブに近い感じです。

 大根の表面は一様に綺麗な赤色で白い部分はありません。

 大根の部分が小ぶりなので、使い切りやすいのもいいですね。

 切った断面を見ると、中は普通の大根と同じで真っ白です。表皮の部分だけが赤い大根で、その色合いや葉柄も赤い点などはサカタ交配の「紅化粧」によく似ています。

●紅三太(べにさんた)の美味しい食べ方と料理

紅三太(べにさんた) 赤い大根

◆調理のポイント

 「紅三太」は鮮やかな皮の色が持ち味です。この色は煮ると煮汁に溶けだし冴えない色合いになってしまいやすいので、生食あるいは漬物に向いています。

 軽く塩もみする程度であれば綺麗な色が残せます。また、浅漬けや甘酢に漬けると白い部分に色が染み、全体に桃色になり桜付けのような色味になります。

 皮の部分も硬くはなく、向かずにそのまま食べても食感は歯切れがよく、辛味もありません。葉の部分は生のままだと軸の部分などもあり食べにくいですが漬物にするならシャキシャキと美味しく食べられます。

◆サラダ

 盾に半割か4当分に切り、薄くスライスしてサラダに散らしたり、細切りにして大根のサラダにしてもいいでしょう。

●紅三太(べにさんた)の収穫時期と旬

紅三太(べにさんた) 赤い大根

◆プランターでも作れる

 「紅三太」はサイズが小さく栽培期間も45日程度と家庭菜園でも作りやすいと紹介されています。二十日ダイコンのようにプランターでも作れるようです。

◆紅三太の収穫時期と旬

 メーカーのタキイ種苗のホームページによると3季どりできるとあり、栽培地の環境にもよりますが中間地であれば秋と冬、そして初夏に収穫できるようです。下の栽培サイクルの表を参考にしてください。市場に出回る時期もこれに準じることになると思います。下記表は楽天ショップのもので、クリックすると種の購入もできます。

 


< 出典 >

 ※タキイ種苗株式会社ホームページ

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