セロリ(セルリー):選ぶポイントや保存方法、食べ方や主な料理
香味野菜のセロリ(セルリー)の目利き、選ぶ時のポイントから保存方法、茹で方など下拵えの方法や美味しい食べ方、主な料理とそのレシピなどを沢山の写真と共に紹介します。
●セロリ(セルリー)の選び方
◆葉の色をチェック
セロリは鮮度が落ちてくると葉が黄みを帯びてくるので、葉の緑が鮮やか菜物を選びましょう。
◆茎をチェック
茎の部分に張りがあり硬くてしなりにくいものが新鮮です。選ぶ時は太く肉厚で長い物を選びましょう。
ただし、あまり大きなものはスが入っている場合もあるので、出来れば断面もチェックしましょう。
◆香りが良い物
鮮度が良いセロリは顔を近づけるだけでセロリらしい香りがしっかりと感じられます。
◆コーネル系とグリーンセロリ
一般に2~3本の茎で売られているものは主にコーネル系と呼ばれる中間種です。このタイプは比較的香りが穏やかです。一方、ミニセロリなど茎も緑色の緑色種は香りが強い傾向にあります。お好みや料理に合わせて選びましょう。
◆輸入物
アメリカや中国など海外からの輸入物は、検疫の関係で葉を落とした茎の部分だけになっています。葉が付いている物は基本的に国産の物と考えて良いでしょう。輸入物を否定するわけではありませんが、折角美味しい国産物があるならそちらを使いたいですね。
●セロリ(セルリー)の保存方法
●セロリは冷蔵庫の野菜室へ
セロリは買ってきたら出来るだけ、茎と葉を別々に保存するほうが日持ちがいいです。それぞれ保存袋などに入れ冷蔵庫で保存してください。葉も栄養たっぷりの大切な食材なので決して捨てないでくださいね。
●セロリの冷凍保存方法
セロリを冷凍保存する場合は、あらかじめ使う形に切ってからジップロックなどに入れて冷凍します。但し、冷凍した物は生の様な食感が損なわれているので、サラダなど生食には向きません。使う際はスープや煮込み料理などに凍った状態のまま加えるようにします。
●セロリ(セルリー)の美味しい食べ方と料理
◆調理のポイント
セロリは生のまま食べることができます。また、茎の部分だけでなく、葉も食べられます。
茎の部分は大きい物には堅い筋があるので、生のまま食べる料理に使う場合は筋を取り除いてから使用します。煮込み料理の場合はあまり気にしなくても良いでしょう。
◆生のまま使う料理
茎はスティックサラダや薄く短冊にスライスしたり、繊維に垂直にスライスしたりしてサラダに加えます。香りを抑えたい場合は冷水にさらします。
葉も細く刻んでサラダに加えて食べられます。
写真は紅宇和ゴールドの皮を器にし、そこに果肉とセロリをドレッシングで和えて詰めたもの。セロリは柑橘ともよく合います。
細かくみじん切りにしてタルタルなどに加えても美味しい。
写真はイワシのマリネに細かく刻んだセロリを使っています。
◆セロリの炒め物
セロリは炒め物にもよく使います。炒めることで香りが穏やかになるとともに肉や魚の臭みを抑えてくれます。
セロリは生でも美味しいので、あまり火を通し過ぎないようにしましょう。
写真は食べやすい大きさに切り、豚肉と共に中華風に炒めたもの。セロリの歯触りを残すように炒めます。
また、セロリはタコとの相性も抜群で、タコ料理にもよく使います。
写真はイイダコとセロリ、ピーマンをニンニクを効かせながらオリーブ油で炒めたもの。
◆セロリの天ぷら
セロリは天ぷらにしても美味しい野菜です。
葉の部分は大葉を揚げる感じで衣を付けます。片面だけでもOK。茎の部分は細切りや斜め切りにしてかき揚げにしています。
◆セロリのピクルスや漬物
セロリのピクルスは一般的な食べ方ですね。コリコリした食感も心地よくとても美味しいです。
また、塩漬けをはじめ、ぬか漬けなど色々な漬物にしても美味しく食べられます。
◆洋食の煮物に欠かせないセロリ
セロリは臭い消しの効果があり、ヨーロッパでは古くから肉料理に用いられてきました。ポトフやシチューには欠かせないブーケガロニの一つですね。もちろん、具として使っても美味しい。パスタのミートソースなどにもみじん切りにして沢山加えます。
ブーケガロニとして使うなら葉の部分でも大丈夫です。
また、スープの材料にもなります。コンソメスープやミネストローネなどの場合は小さくサイコロに切って使い、葉も細かくみじん切りにして仕上げに加えれば香りや彩を活かせます。また、ポタージュを作る際に加えて一緒に煮てミキサーにかけても味、香りのアクセントになります。セロリの香りは精神を安定させる効果があるので、ゆったりした気持ちになれそうです。
◆セロリ(セルリー)を使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトのセロリを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
クックパッド | レシピブログ | 楽天レシピ |
E・recipes | キッコーマン ホームクッキング |