ノパール(Nopal)/ウチワサボテン:特徴や産地と旬

ノパール(Nopal)/食用ウチワサボテン

●ノパル/ノパールとは

◆ウチワサボテンの若い茎節 (英)Nopal

ノパール(Nopal)/食用ウチワサボテン

ノパールはサボテン科のウチワサボテンの若い茎節で、メキシコでは古くから野菜として食用にされてきました。また、様々な効能を持つことから、民間薬としても用いられてきたようです。

数多くあるサボテンの中の「オプンティア・フィクス・インディカ」という品種群の中で、食用にされるのは主に5種類ほどだそうです。

また、ウチワサボテンの実は「トゥナ(Tuna)」と呼ばれ、フルーツとして食用となります。

◆ノパールの特徴

ノパール(Nopal)/食用ウチワサボテン

ご存知のように、ウチワサボテンと言えば、表面に鋭い棘が沢山付いている・・・、そうです、このノパールももちろんそうした棘だらけのサボテンです。

かたちは楕円形で規則的に鋭い棘が並んでいます。厚みは1cm前後で表皮と中の白い部分が食用となります。

棘を抜くか、ナイフでそぎ落とした状態で調理するのですが、少し青い香りがあり、切るとオクラ程ではありませんが似たようなぬめりが出てきます。

生のままでも食べられ、サクッとした歯触りと、少し酸味が口に広がりますが、強いクセはなく言われなければサボテンとは分からない感じです。

●ノパールの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

国内では、かつて宮崎県でサボテンハーブ園で栽培され、レストランでもサボテンのステーキが提供されていましたが、2005年に閉園してしまいました。現在は愛知県春日井で栽培され商工会議所などにより「春日井サボテンプロジェクト」の一環として「春日井ノパル」として特産化がすすめられています。

輸入はメキシコからで、現在は株式会社 カサナチュラルが代理店となっています。今回撮影試食したものは、このカサナチュラルさんからご提供いただいたものです。

◆ノパールの収穫時期と旬

「春日井ノパル」の収穫は4月頃から始まり11月頃までとなっています。輸入物は通年入手できるとの事です。

旬のカレンダー
品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
国産                        
輸入                        

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