夕顔/ゆうがお/ユウガオ:特徴や主な産地と旬
●ユウガオとは
◆ウリ科ユウガオ属
ユウガオの実は普段あまり目にする機会はないかもしれませんが、「干瓢(かんぴょう)」はみなさんご存知ですよね。そうこのユウガオは干瓢の原料となる野菜なんです。
ウリ科ユウガオ属の一年草で、同じ仲間にヒョウタンがあります。ヒョウタンは外側の皮だけ乾燥させて容器として用いられ、食用に葉されませんが、このユウガオは苦みもなく、食用になります。
「夕顔(ユウガオ)」と聞くと、「アサガオ」や「ヒルガオ」などと同じ仲間のようにも聞こえますが、全くの別種なので混同しないようにしましょう。
◆ユウガオの特徴
ユウガオには「冬瓜(トウガン)」と同じように、写真のようにずんぐりと丸いタイプと、長い円筒状になるタイプがあります。形は違っても、味は同じと考えていいでしょう。ただ、カンピョウに加工されるのは主にマルユウガオです。
表皮は比較的固めですがそれほど厚くはなく、中の果肉は真っ白です。肉質は緻密でクセはありません。中心部に綿上の部分があり、ここに沢山の種が詰まっています。
ウリ科ではありますが、香りはあまり強くはないです。
●ユウガオの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
主な産地はカンピョウの生産が盛んな栃木県で、政府がまとめた平成24年産の生産量をみると382tで全国の約98%を占めています。また茨城県では5tが生産され、その多くは青果として出荷されています。その他の地域でも各地で極僅かに栽培されています。滋賀県の水口も古くから干ぴょうが作られ、現在では生産量は少ないですが特産となっています。
◆ユウガオの収穫時期と旬
ユウガオはウリ科の野菜なので、収穫時期は夏で、7月~9月となります。
品種 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | ||||||
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ユウガオ |
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