ウルイ(オオバギボウシ):旬と選び方と保存方法、食べ方と栄養価
■うるいの選び方と保存方法
●新鮮なウルイの選び方
茎色が白く、ふっくらしたもの、葉先まで澄んだ緑色をしているものを選びましょう。ただ、スーパーで売られているもののほとんどはハウスで促成栽培されたもので、葉先が緑のものは収穫前に日光に当てているのですが、最後まで日光に当てずに収穫されたものもあります。そういったものは葉先が黄色いものとなります。鮮度の確認は軸の白さと、葉先のみずみずしさで見極めるようにしましょう。
●保存方法
ウルイは乾燥しやすいので、濡らしたキッチンペーパーでくるみ、ラップで包むか袋に入れて冷蔵庫に立てた状態で入れておきます。なるべく早く食べた方が良いです。
■うるいの食べ方や主な料理
●調理のポイント
ウルイは独特のぬめりが特徴ですが、これは生をそのまま切っても出てきません。ゆでるかたたくようにすると出てきます。
クセや青臭みがほとんどなく、生だとシャキシャキした食感があり、色々な料理に使えます。ただ、自生しているものは、成長して色が濃くなった葉は硬く苦味があるので使わず、白い根元部分を使います。
●和え物やおひたしに
ウルイの表面の乾いたはかまを取り除き軽く塩をした湯で茹でてから和え物やお浸しなどにすることが多いです。生のまま適当な長さに切って、もろ味噌などを付けて食べても美味しいです。
●生のままサラダに
歯ざわりを活かし、生のままサラダに使うこともできます。軸の純白と葉先の優しい緑がとても美しく見栄えが映えます。
●汁物の具に
味噌汁をはじめ、色々なスープの具材にも使えます。
●揚物にも
ウルイの天ぷらは春を感じさせてくれる一品となるでしょう。
●炒め物やパスタの具に
ウルイは炒め物にもよく合います。ただ、すぐに火が通るので、仕上げにさっと絡めるようにしましょう。また、パスタの具材やメイン料理の付けあわせにも彩があっていいでしょう。
●うるいを使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトのウルイを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
クックパッド | レシピブログ | 楽天レシピ |
■うるいの栄養成分
●ビタミンC
山菜(今では「野菜」になるのかな?)の中ではビタミンCが多く含まれているそうです。
●身体に良い多糖類
少しぬめりを持っていて、その中にリンパ球を増やして病気に対する抵抗力を高める効果があると言われている多糖類が多く含まれています。