うまい菜（ふだん草）：特徴や旬と食べ方

●うまい菜（ふだん草）とは

◆アカザ科フダンソウ属

　うまい菜は「タキイ種苗」や「トウホク」が販売しているフダンソウの名称です。京都ではこの品種を栽培し、葉柄を掻き採るように収穫したものが出回ります。この品種自体は、こうした収穫スタイル以外にも、比較的若いうちに「小松菜」などのように株ごと収穫することも出来ます。

◆うまい菜の特徴

　うまい菜は柄の部分が白く厚みがあり、葉は長楕円形でこちらもしっかりとした厚みがあります。成長にあわせ、下部の若い葉を掻き採るように収穫することで長く収穫することも出来きますが、若い株を株ごと収穫することも出来ます。味自体にはクセや苦味などはなく、青菜として色々な料理に使えます。同じフダンソウの仲間である「スイスチャード」と同じですね。

◆ほぼ通年栽培でき、収穫されています

　暑さにも強く、ほぼ一年を通して栽培収穫ができ、青菜類が不足する夏にも収穫できるため、ほうれんそうの代用として利用されてきました。また京都では、秋蒔きで年明けに収穫された肉厚なものが出回ります。

●うまい菜の美味しい食べ方と主な料理

◆炒め物

　味にクセがなく、中国料理の炒め物や洋食でも、さっと下茹でしてからバターを絡めたり、ニンニクを利かせたオリーブオイルで炒めるだけでおいしく食べられ、肉料理などの付け合わせにも向いています。

◆煮物

　京都のおばんさい的な煮物として、薄揚げとの炊き合わせがありますが、そのほかにもハクサイのように豚肉と煮ても美味しいです。食べやすい大きさに刻んで色々なスープの具として使うことも出来ます。

◆うまい菜を使った料理をレシピサイトで探す

　主な料理レシピサイトのうまい菜を使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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