ツルムラサキ/蔓紫/つるむらさき:特徴や産地と旬
■ツルムラサキ(蔓紫/つるむらさき)とは
●熱帯アジア原産のつる性植物 (英)red Malabar nightshade
ツルムラサキは中国南部から東南アジアにかけて広く栽培されており、2000年も以前から食用にされていたと言われています。原種は右の写真のように薄い紫がかった茎をしていますが、現在市場には、この紫のタイプよりも茎が緑のタイプが主流となっています。
●ツルムラサキはホウレン草などと並ぶ緑黄色野菜
ツルムラサキは葉と茎を食用にします。葉は丸みを帯びた形で柔らかく、やや厚みがあります。また、ホウレン草などと違い、太い茎がありそこから四方に葉が生えています。独特のぬめりと香りがあり、栄養価が高い食材です。
■ツルムラサキ(蔓紫/つるむらさき)の産地と旬の時期
●ツルムラサキの主な産地と生産量
右の表は政府がまとめた全国の平成24年産のツルムラサキの収穫量です。
これを見ると、福島県、宮城県、山形県の東北3県で盛んに生産され、合わせると全国の約6割を生産している事になります。その他では徳島県が3位、埼玉県や千葉県が5位、6位と続きます。
●つるむらさきは夏が旬の野菜です
ハウス栽培も盛んに行われ、ほぼ通年流通していますが、露地物の収穫最盛期は6月から8月で、代表的な夏野菜と言えます。
●ツルムラサキの旬カレンダー
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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つるむらさき |
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