紅はるか(ベニハルカ):サツマイモの品種

紅はるか(ベニハルカ)

■紅はるか(ベニハルカ)とは

●食味と外観に優れた新品種

紅はるか(ベニハルカ)の断面

紅はるかは(独)九州沖縄農業研究センターによって外観が優れる「九州121号」に皮色や食味が優れる「春こがね」を交配させ育成された芋で2010年3月に品種登録された新しい品種です。

●紅はるか(ベニハルカ)の特徴

紅はるかは開発の目的どおり、外観が優れ、しかも蒸しいもにした時の糖度が高く、とても美味しい芋です。

ベニハルカの焼き芋

その高い糖度の糖質の中でも麦芽糖が占める比率が高い傾向にあると言われ、食べてみると強い甘さにもかかわらず後口はすっきりした感じの上品な甘さを感じさせてくれます。果肉の色は黄白色で、やや粉質で、加熱するとしっとりとした食感に成り、焼いた時の甘さはあの安納芋とも比較されるほどで、非常に甘く美味しい焼き芋の資質をそなえています。

今後紅はるかは各地で栽培が進むことが予想されています。

紅はるか(ベニハルカ)

●大分県産紅はるかのブランド「甘太くん」

JA全農大分では収穫後一定の条件下で40日以上貯蔵し糖度検査、品質チェックをした上で一定の基準を満たした紅はるかに限って「甘太くん」というブランド名で販売しています。

●茨城県産紅はるかのブランド「紅天使」

茨城県のさつまいも専門卸問屋「株式会社ポテトかいつか」が販売している「紅はるか」のブランド商標

紅天使の解説と写真 →

●宮崎県産紅はるかのブランド「葵はるか」

串間市にある「くしまアオイファーム」が直売している「紅はるか」のブランド商標。低農薬栽培と、温度湿度を最適にコントロールできる貯蔵庫の中で40日以上熟成させ、糖度60度以上という驚異的な甘さで出荷されるのが特徴。

葵はるかの解説と写真 →

紅はるか(ベニハルカ)

●紅はるか(ベニハルカ)の収穫期と食べ頃の旬

紅はるかの収穫時期は九州など暖地で10月頃からで、本州では11月初旬辺りとなります。美味しくなるのは収穫後2~3週間経ってからなので、食べ頃の旬は11月から1月と言えます。それ以降も、定温管理されたものが市場には出回ります。

■紅はるか(ベニハルカ)に含まれる栄養成分と効用

紅はるかには、沢山のヤラピンが含まれています。ヤラピンとは、右の断面の写真にみられる白い乳液状のもので、熱にも強く加熱しても壊れにくいとされています。

このヤラピンはお通じを良くし、便秘の解消に役立つとされており、芋に含まれている食物繊維と共に非常に高い効果が期待できます。

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